和歌山市を訪れた。
紅葉を撮影した。
街はかなり紅色に染まっていて、あちこちの場所で色彩の綾なす空間を観賞することが出来た。
主に和歌山城を撮影した。
徳川御三家の栄華が偲ばれるほどに、和歌山城は堂々とした城であった。
12月近くなると、銀座の山野楽器によく行っていた。
その頃になると、CDも新譜が発売されることが多く、大きなCD店に行くことは楽しかった。
現在は、ネット上で音楽が聴けるし、CDを購入しなくても、安い値段で様々な音楽を聴けるようになった。
特に私のような、様々なジャンルを聴くものにとっては喜ばしいことである。
だけど、このこと一つとっても、時代は変化している。
結局、私はCDショップに足を運ばなくなったのだ。
銀座の山野楽器は背後に退き、近くのコンビニで売られているitunes cardで事足りるようになった。
平成が始まって30年が経過し、あと少しで幕を閉じようとしている。
年号など、ただの意味のない括りだと考えることもできるけれど、その一つの意図的な括りの中で、時代の変化を把握することも意味がないことではない。
昭和の風景、平成初期の風景、平成終期の風景
どれも同じではない。
パソコン一つとっても、大きく変化した。
柳田國男ではないけれど、今の時代、様々な領域で大きな地殻変動が起こっていると思う。
男女関係、金融、メディア、人間の形、国際関係、仕事の種類、、、
やっと、ブログがimacで書けるようになった。
他の作業をしながら、少しずつ書く形でないとブログは書けない。
もう11月も終わりに近い。
街にはクリスマスの響きが聞こえ始めた。
商店街は年末の様相を呈し、週末のカップルや家族連れの賑やかな姿も、年末に向けて舵を切っているように見える。
21年前の11月、山一證券が自主廃業した。衝撃だった。北海道拓殖銀行も倒産した。
その後も、数多くの銀行が倒産に追い込まれた。
日本社会はどうなってしまうんだろうと危機感に迫られた。
あれから我々は下降線を辿り、経済的には豊かでないが、何とか折り合いのつけられる生活にまでは日常を維持できるようになった。
霜月を乗り越え、今年も師走へと向かう。