ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

探し物はなんですか?

今週は忙しく、帰って机の前に座ったら、うたた寝をしてしまう1週間でした。自分の探し物も分からないまま、ただただ仕事に追われる日々でした。 10月から少し人員の配置替えが行われるので、その事前調整を行ったり、またそれとは無関係に転職される方もい…

書物の楽しみ

秋分の日も通り過ぎて、少しずつ秋らしい気配になりつつある。鈴虫も鳴いていて、それに、なぜだか猫もニャーニャーとうるさい。 秋の夜長は読書に限る。 私はそんなに活動的な性格ではないので、自宅やカフェでひたすら書物やWebページと向き合っているのが…

「なんでもないや」、世界の否定から肯定へ

RADWIMPSの「なんでもないや」の、歌の題名「なんでもないや」という言葉は、歌詞の中に一度だけ繰り返して表れるだけである。 だから、多くの人がこの歌を聴いて、「なんでもないや」という言葉をスルーしてしまいがちだと思う。 けれど、題名にもなってい…

昨夜か今朝、自分が一番会いたい人が夢に出てきた。 夢とは思えないような夢だった。でも夢って、見てる時は現実だと思ってしまっている。目が覚めてから夢だと分かる。今回もそうだった。 『君の名は。』もそうだったけれど、夢って不思議な現象だ。身近に…

1993年の二つの歌、歴史の空白地帯

1989年にベルリンの壁が崩壊し、1991年にソビエトが崩壊し、冷戦時代が幕を閉じる。そして、2001年に9•11テロが発生し、新しい対立が幕をあける。 冷戦終結から9•11までの90年代は、どこかしら歴史が終わってしまった感覚があった。 この間の1993年には、例…

ハンニバル、象たちとのアルプス越え

ハンニバルと聞いて、ピンと来る人と知らない人とどちらが多いのだろう。 カルタゴの若き名将ハンニバルは今から2000年以上前の人である。その彼がスペインからアルプスを越えて、北イタリアに攻め込むのだが、どのルートを通ってアルプスを越えたのか、長い…

描く、書く、ペンを走らせる

筆記具で絵を描いたり、文章を書いたり、書く内容に関係なく、ペンを走らせること自体が楽しいということがある。 それは、気に入った筆記具を使うこと自体が嬉しくて、とにかく何か描きたいという場合である。 パルコや東急ハンズやロフトの筆記具売り場で…

『リップヴァンウィンクルの花嫁』は何を語っているのか?

結婚は多くの人にとって通過儀礼であり、結婚式はそのための儀式である。 結婚式では、結婚が何にも増して、最上のものとして祭り上げられる。だから、結婚式はどこか現実的ではない。ディズニーランドのような夢の世界。虚構の世界に見える。 そして結婚自…

セカオワ、動物殺処分ゼロプロジェクト

年間で10万頭、1日で200頭以上の犬や猫が殺処分されているという。 ひどいと思う。彼らが殺されるのは、その多くが我々の責任である。 引きとれる人にも限りがあるだろうし、最期まで大事に育ててあげてほしい。 セカオワは、ブレーメンと名付けられた動物殺…

雨、少年の心は雨の中にある

今日は雨降りであった。 夕方、そんなにひどくなかったので、雨の中を外出した。けれど、電車の中から外を見ると、暗雲が立ち込め、猛烈に雨が降っている。 結局、足元から肩から、結構雨に濡れてしまった。 子供の頃、よく、雨雨降れ降れの歌を歌った。雨に…

『君の名は。』からの響き

映画『君の名は。』が大ヒットしている。 私はRADWIMPS繋がりでたまたま鑑賞したのだが、この物語のディテールが気になって、新海誠が書いた小説版『君の名は。』を読んでみた。 読んでみて、勿論、物語上のいくつかの謎を解読するための糸口は得られるが、…

郊外という空間

郊外と呼ばれる場所が好きである。 郊外は、その前提として都会がなければならない。郊外は都会からの距離から生まれる空間だから。 東京都心部の周囲に広がる郊外。 金町辺りから江戸川を越えて、松戸・柏へと広がる郊外も、なんとも言えない寂寞のような、…

パラリンピックに思う

リオ・パラリンピックが開催中である。 小学生の頃から何人かの障害者の人に出会ってきた。足が悪い人、知的障害の人、手が不自由な人、、、。 彼らはだいたい、いじめられたりしていた。私はそれがいつも我慢がならなかった。 貧乏な人、気の弱い人、仲間に…

三連休前

連休というのは、やはり良いものである。普段、すぐに怒ったりする人も連休前だと、そんなに気持ちを荒げたりしない(笑)まあ、それはともかく、休みの時は羽を伸ばして楽しむのが良いと思う。 とは言うものの、私個人は連休明けの仕事のことを、少しは考え…

新世界

ドボルジャークの『新世界』は、彼がアメリカに初めて出会った時の印象を音楽にしたものである。全4楽章のこの交響曲は、どの章も素晴らしい旋律とリズムで、今まで色々な指揮者が様々な解釈で演奏をしてきて、こんなにも違うのかと思えるいくつもの演奏が…

ほぼ日手帳はどうなるんだろう?

私はもう何年も、ほぼ日手帳の愛好者である。 けれど、パソコン、スマホ、タブレットがこれほど便利に使えるようになってくると、ほぼ日も、前より使用しなくなってきた。 とは言っても、手帳は必要である。 ほぼ日シリーズでは、最初は一番ノーマルなのを使…

本屋が恐い

私は本が大好きである。 もう、今までに本にいくら使ってきたか考えると、恐ろしい。 最近は出来るだけ、本を買わないようにしてはいるが、本屋に行くと、いつの間にか数冊購入している。 パチンコやスロットなど賭け事をしている人に、止めた方がいいよと言…

『プリニウス』、大地の雄叫び

ヤマザキマリ/とりみき『プリニウス』は古代ローマの博学者、軍人であるプリニウスを扱った漫画である。 彼はポンペイを襲ったヴェスヴィオ火山に関わって、命を落とした。 大地が裂ける前、辺りの町々では、鳥や羊や蛸のおかしな行動、赤い月、温泉の沸騰な…

優しさとは何だろう

私は人から優しいと言われる。 けれど優しさとは何だろう? ミスターチルドレンは、I LOVE YOUというアルバムの中で、様々な愛を歌う。愛には色々なものがある。 優しさにも様々なものがある。 敢えて酷いことを言うのも、優しさだと思う。 沢山の種類の優し…

長浜、ただの地方都市ではない

長浜市に行ってきた。 予想を裏切って、最近訪れた地方都市の中では、ダントツで栄えていた。 長浜城、琵琶湖、海洋堂ミュージアム、黒壁ガラス館を回った。 長浜城の実物は残存していないが、天守閣の復元がある。 長浜の琵琶湖は、大津の琵琶湖とも近江舞…

紫陽花通り

秋雨の季節だ。 梅雨と対比されるけど、梅雨が夏に向かう前の雨で、暑さを緩和したりするのに比して、秋雨は台風と合わさって厄介だ。 秋雨やともしびうつる膝頭(小林一茶) と言っても、秋雨は風流である。膝頭に溜まった雨が、灯を映し出す。 前に雨関連…

イノシシとの戦い

宮崎駿の『もののけ姫』の冒頭で、タタリ神に取り憑かれたイノシシが登場する。 ところで、京都の護王神社はイノシシ神社とも言うのだが、この神社は和気清麻呂を祀ってあって、私は、イノシシ➡️和気清麻呂➡️奈良時代という連想をしてしまい、『もののけ姫』…

何かこう、絵を描いてしまうことってありますよね

マックの過去データを整理していたら、前に書いた落書きが出てきた。 iphone5sとその横はBB8(スターウォーズ・エピソード7の新しいキャラ)

9.11

明日は9.11である。 もう随分前になってしまったが、21世紀の始まりを告げる日付として歴史に刻印された。 私は夜の10時のニュースでこの事件を知った。というか、1機目がビルに突っ込んだ直後、2機目がビルに突っ込んでいく瞬間をリアルタイムで見た。画…

湖っていいなあと思う

先月、松江の宍道湖に行ったけれど、私は湖が好きである。 海も好きだけれど、湖も好きである。 海は波と、ここが日本の涯であることを感じさせてくれるところが好きである。生涯という言葉があるけれど、生のみぎわという生の果てと似ていて、海を見ると悲…

自然から世界を理解する人/書物から世界を理解する人

花や動物や外の景色を見つめ、そこから世界の成り立ちを理解する人がいる。一方で、外の景色には目もくれず、ひたすら書物を読んで、そうか世の中はこうなっているんだと理解する人がいる。 私の父と母は、まさにこの二つのグループの組み合わせである。 父…

眠さと空腹には勝てない

2日ほど、何も書けなかった。 仕事が少し忙しく、あまり眠れなかったので、何か書こうとしてパソコンに向かってもその場で寝てしまうか、書く力がいつもより弱くて、書かずに寝てしまった。 眠さには勝てない。 それに、空腹にも勝てない。今日は週末なので…

twining

トワイニング クオリティブレックファスト 100g 出版社/メーカー: 片岡物産 メディア: 食品&飲料 クリック: 13回 この商品を含むブログ (2件) を見る 紅茶を買いました。 夏、冷たいものばかり飲んでいたので、落ち着いて飲める紅茶をと思って。 オレンジペ…

昭和という、霞みながらも消え去らない過去

昭和はいつ消え去ってしまうのだろう? 昭和生まれの人は、今でもたくさん生きている。私もそうだ。昭和は64年という長い期間存在した。だから昭和の記憶と言っても、世代によってかなり異なる。 例えば、戦前生まれの人は戦争の記憶とともに、戦後生まれの…

板橋駅前の幕末

panpanyaの『枕魚』(白泉社)という漫画が少し話題のようだ。東横線が4本あるという都市伝説など、不思議な感覚と既視感に浸れるらしい。 東京で不思議な感覚に浸れる場所として私が思い浮かぶのは、JR板橋駅前である。ここには、幕末に活躍した新選組の近…