ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

歳を重ねるということ、宗教ということ

私も歳を重ねたものだ。 嫌なことがあっても、しばらくすれば、そんなこと呑み込んでしまえる。 若い頃はそうではなかった。 悲しいことがあると、しばらくは心から悲しかったし、立ち直るのに時間がかかった。 そんなこともあるさ、と納得できてしまう。弱…

RAIN

SEKAI NO OWARIが新曲を出した。 「RAIN」 映画の主題歌らしい。 SEKAI NO OWARI「RAIN」Short Version いつも通りのセカオワ調健在の新曲だ。 ある晴れた土曜日か日曜日の早い時間に、有楽町線の千川駅で降りて、図書館に行ったことがあった。 なぜ、わざわ…

琵琶湖は悠々と水を湛えていた

今日は雨が降るみたいだったけれど、それほど降らず、太平洋でも見に行こうかと思ったりしたが、浜松辺りに行ったとして片道2時間は掛かるので、行かなかった。 それで、近くにいながらあまり行ったことがない大津市辺りの琵琶湖に行ってきた。 琵琶湖は、大…

瞬間移動、機会費用、最適化

明日から雨で、来週は大半が雨のようだ。 雨に濡れてベタベタするのは好きではない。けれど、雨という天気によって目の前に現れる風景や音は好きである。 週末に、東京か岡山か名古屋か金沢か、、に行こうかと思っていた。だけど、大雨のようだから、どうし…

夏への扉

今日は早く退社できた。 だから、チャーシューメンを食べて本屋に寄って帰った。 私にとって本は、大切に扱うものではなく、使い倒すものである。 必要な情報を取り出して自分のものにできるように、上手に活用すべきものである。 特に新書はそうである。 東…

暗闇に何かが見える

オレンジ色のナトリウム灯の明かりが続く漕艇場のドックに立って、遠くの暗闇を見つめていた。すぐそばを並行に走っている荒川の暗闇を、遠くから眺めていた。 その彼方には何もないようで何かあるように思えた。 じっと見つめていたら、何かが見えるように…

前提条件とは何だろうか?

古代の人の平均寿命は15歳くらいだったらしい。 今のように寿命が延びたのは、長い人類の歴史の中では、比較的最近のことである。 こういう事実を知ると、現在の自分の毎日の生活が、ありそうもないことのように思えてくる。 古代に生を受けたならば、例えば…

ストラヴィンスキー「火の鳥」1919年版

坂本龍一の「async」を聴いていて、ストラヴィンスキーの「火の鳥」に連想が行った。 「火の鳥」は好きでよく聴いていた。 「火の鳥」にはいくつかの異なったver.が存在していて、私が好きなのは、1919年版である。最初に聞いたのがこのヴァージョンだったか…

遥かなるまわり道の向こうで

幸せとは、なんだろうか? それは、人間に特有の贅沢な感情の一つ。 楽だ、楽しい、面白い、嬉しい、ワクワクする、、、こうした感情を抱いた時、幸せな瞬間を体験しているとも言える。 だけど、私の感覚としては、幸せというのは、もう少し持続した時間にお…

今度君に会ったら

また、外国へ戻ってしまうの? アリアドネの麻の菜は、また忽然と消えてしまったみたいだ。 今回、帰国してから、仕事を言い訳にして、何も言えなかった。 何を言えば、どう言えば、考えていたけれど、言えなかった。 迷惑になるかもしれないし、私自身、言…

async、非同期のなせる同期

坂本龍一の最新作『async』とは、非同期という意味である。 asynchronization、非同期。シンクロしない。波長が合わない。非同時、非同調、非協調性。 しかしながら、この音楽は非同期だから、環境とシンクロしないのではない。 非同期だからこそ、どんな環…

バベルの塔、ブリューゲルの壮大な遺産

東京・上野で、ブリューゲル『バベルの塔』展が開催されている。 壮大な構図、圧倒的な迫力で、見るものの息を止まらせる。 大阪にも来るらしい。行ってみようと思う。 babel2017.jp ブリューゲルは16世紀中葉のオランダを生きた画家だ。 農民画家と呼ばれた…

私のルーティーンな楽しみ

昨日は夕方に書店に行って帰った。 クリストファー・ノーランの嘘 思想で読む映画論 作者: トッド・マガウアン,井原慶一郎 出版社/メーカー: フィルムアート社 発売日: 2017/05/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る クリストファー・ノーランの…

少しだけ似た他人

少しだけ似た他人。 どこか似ているけれど別人。 世界には自分とそっくりな人が3人はいるという伝説。 私も、写真などで自分とどこか似ているという人を2人ほど見た覚えがある。 自分と似ているのは両親や兄弟姉妹であったりする。 当然といえば当然だけれど…

オートバイ、その神の領域

先日、同僚の後輩に車で駅まで送ってもらった。 彼は最近、新しい車に乗り換えて、少しでも運転したくて仕方がない。 スポーツカーで、飛ばし屋専門の自動車に乗っている彼は、まだ20代前半の高校生のような風貌の青年である。 私も、ハイティーンから20代前…

夕日が沈み、世界が廻り

桟橋に夕日が沈み、辺りはやがて闇夜になり、灯台の火や港の街灯の明かりだけが、微かにここが水辺であることを知らせてくれる。 人の暮らしは、日々寄り添う人との幸せな循環を描くのに越したことはない。 今日も廻っているこの世界 君と明日も廻していこう…