ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

孤独はなぜ僕を見つめ続ける?

老後をどう過ごすか? 『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』の私は、ギリシア語とチェロを練習する老後を思い描いている。 これは私の理想にも近い。語学と音楽好きな私も、ピアノ、バイオリン、フルートなどとギリシア語、ロシア語、中国語など…

崎谷は憂鬱だ

当時まだマイナーだった崎谷健次郎の曲に触れたのは、たまたま後輩の部屋に行ったことがきっかけだった。 何の曲だったか覚えていないのだが、崎谷の曲が流れていて、それまで聴いたこともない曲調と歌声であり、これ誰?と聞いた。 それから数年、ずっと聴…

メモランダ

夢印 (ビッグコミックススペシャル) 作者: 浦沢直樹 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/07/30 メディア: コミック この商品を含むブログ (1件) を見る 浦沢直樹が短期連載していた『夢印』が早くも単行本化している。 これ一冊で完結しているので、いつ…

ぼんやりしていること

土曜日の午後は、金曜日の朝と同じくらい好きな時間だった。 学生寮のベッドの上に寝転んで、外に生い茂る木々を見ながらぼんやりしていた。 仕事を始めてからも、土曜日の午後は窓の近くに横になって外をぼんやりと見ていた。 夕方になって、外に出て、暮れ…

静かに打ち返す波のように

昨日、旅の最終日、まだ行っていないところで静かな場所と思い、山口県周南市徳山に宿泊した。以前の徳山市だ。 ホテルの目の前に瀬戸内海が横たわっていた。静かに打ち返す波の音が、桟橋にあたり、岸にあたっては、微かなざわめきとなって消えて行く。 遠…

蚊のいない夏、幽霊のいない夏

旅も二日経過し、旅行というよりは、日常生活を普段と違った場所で過ごしている感覚になって来た。 昨日は熊本市から博多に向かい、だけど、相当な暑さでもう動きたくないと思った。 一先ず、博多駅前を撮影して記録に残しておきます。 エスカレーターの利用…

くまモンを追って

熊本駅に到着。くまモンはどこにでもいる。 中国・九州は路面電車が走っているところが多い。 長崎市、鹿児島市、熊本市、広島市、岡山市など。 くまモンスクエアを見つけた。 くまモンは有名だけれど、子供向けキャラクターかな。 スクエアの中にある。楽し…

南洲翁の地へ

南洲翁こと、西郷隆盛の故郷、鹿児島市に来た。 山陽・九州新幹線は、大変な混雑ぶりであった。自由席しか購入できず、博多まで立っていた。帰省ラッシュであり、仕方のないことである。 桜島と市内を回った。 西郷・大久保・ザビエルの銅像があった。 最後…

夜の帳が下りる頃、世界は別の顔を見せる

夜の帳が下りて、辺りの風景が見えなくなる頃、ゆっくりと起き出して1日が始まる時代もあった。 部活動も引退して卒業論文を準備している頃、ひたすら書物に向き合っていたので、時間が経つのを忘れていたら、深夜になることが度重なって、昼夜逆転の生活に…

前向きに、元気に、パワフルに

大学時代、西洋史学科に在籍し歴史学を研究していた。 しかし、そこで出会った学問には疑問があったし、当時のアカデミックなスタイルは、衒学的とでも言えるような、それこそ趣味的であるようなスタイルであった。 だから、実際のところ、そのような学問な…

生かされつつ生きている

西の方角に日が沈み、赤々と西陽が燃え咲き、我々は家路を急ぐ。1日の縛りを解かれて、強張っていた頬も笑顔に変わり、疲れのためか居眠りをする人もいる。 我々は生きているのか生かされているのか、自立しているのか自立していないのか。 足は速い方だった…