ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ジェイコブズラダー

1990年代にジェイコブズラダーというベトナム戦争帰りの人物を主人公とする狂気の世界を描いた映画があった。この映画の題名は聖書創世記のヤコブの梯子から採られている。 シェーンベルクにヤコブの梯子というオラトリオがあるが、この作品はシェーンベルク…

mac os sierra

退社時間が早いと、疲れていない分、いくらでも文章を書いてしまいます。 マックOSが近いうちにアップデートされるとのことです。毎年恒例の行事なので驚きはしませんが、今までのOS Xからmac OSという名称に変更されるとのことです。その最初のOSはmac OS S…

ブログ、文章、読書という病

私はブログなどで文章を書いている時、考えて書くことに没頭してしまい、一体自分が何者なのか忘れてしまうような感覚になることがあります。それは読書している時にも起こって、本の世界に入り込んでしまい、一体自分が何者か分からなくなるような感覚にな…

es gibt

ハイデガーはes gibtという構文で存在を定義しました。つまり、存在はどこかから与えられる。 私たちは自分自身で考えて行動し、そのことで自分という存在を全うしていると考えています。けれど、本当は自分という存在は、自分以外のどこかから与えられるこ…

非日常の中の日常

今日は月末であり、早帰りができる日でした。他の方より少し仕事をしてから帰りましたが、それでもいつもよりも相当早い時間でした。 こういう日には市内に出て、本屋→マックか喫茶店、あるいは電気屋、本屋→マックか喫茶店という変わり映えしないルートを辿…

K浦

はたと気づくと、6月も明日で終わりである。毎日、似たような日が続くと、今日が昨日のように思え、明日が今日のように思える。 6月の終わりになると、決まって脳裏に浮かんでくるのはK浦のことである。K浦の言葉を聞いて熱くなれるのは、一緒に飯を作って食…

Bible

1年くらい前から、訳あってBibleすなわち聖書を紐解き始めている。 ハイティーンの頃から20代の頃まで、西洋・近代を理解するために座右に置いていた聖書は、言わば他の歴史書のごときレベルの文献であり、辞書のような書物であった。 しかし、時間をおいて…

東南アジア

大帝国中国の属国、大日本帝国の植民地のイメージが色濃い東南アジアだが、多様な民族と文化を抱え、アジアの東南という地理的な名称だけには収まらない国々が結集している。 インドネシア、シンガポール、フィリピンなど島国だけでなく、大陸続きの国におい…

第二のギター

バンドは4人で構成される。ボーカル、ギター、ベース、ドラム。けれど、ボーカルがギターを持つこともよくある。 ビートルズの影響を受けたMr.Childrenは、ボーカルがギターを掻き鳴らす。メインギターとは異なり、ひたすら忙しなくギターを掻き鳴らす。ま…

ピカレスク

ピカレスクという形象に魅かれる。ピカレスクとは、悪漢のこと。出自がいかがわしく、生きるために悪事を働いたりして、裏街道を生きる。けれど、その生きることの鮮やかさによって、人から一目置かれる。また、その最後は悲劇的。バリー・リンドン、ヴィド…

出産

職場に妊婦さんがいらっしゃって、7月に辞められ、復帰は来年の4月頃ということです。私は女性が子供を産んで復帰するまでにどのくらいの期間がかかるのか、そういう事情に全く疎いので、産んでしばらくしたら復帰できるのかなくらいに考えていました。だか…

風邪、季節の変わり目

昨日は風邪で珍しく早退しました。私は体は丈夫なのですが、季節の変わり目には弱いところがあります。 風邪は引くことで体が弱っていることを警告し、体を予防しています。

みなと

スピッツ / みなと スピッツの最近の作品です。

ストロベリームーンライト

アメリカ原住民が名付けた満月の一つ。 もうほとんど消滅してしまったが、アメリカ原住民の言語は他の大陸の言語を包括するほどの容量と幅広さがあった。

ホッパー、男女、アメリカ

ホッパーの絵には、男女が登場するものがいくつかある。 それはどんな男女の関係を表現しているのだろうか?解釈はいくつかありそうだ。 1920年代のアメリカは豊かな社会だった。これらの絵には豊かさの刻印が押されている。

モハメド・アリ

最近、モハメド・アリが死んだ。ボクシング界を一世風靡したスーパースターだった。確か引退後は敬虔なイスラム教徒として生きていたように思う。 頑丈な体躯からは想像できない敏捷な動きをしていた。

太宰治、拒否感、墓石

長い間、太宰治の小説に抵抗感があった。教科書に載っていた『人間失格』はなんとか読めたが、その他の小説は挑戦するものの、いつも挫折した。理由はよくわからなかった。 読めるようになった今でも、少しずつ読めるだけである。すらすらとは読めない。 読…

MONSTER

怪物。モンスター。浦沢直樹の『MONSTER』は善から悪へ、そして悪から善へと至るアクロバティックな構成を持つ。 善き心を持つからこそ、180度正反対の悪に至る。しかし、悪から善へと至ることができるのか? MONSTER 全18巻 完結コミックセット(ビッグコミ…

ターコイズブルー

青にも色々ある。 目を引く鮮やかな青にターコイズブルーがある。水色に近い青緑色。 ターコイズブルーが一つ部屋にあると、視線がその色に集中する。

ハンバーグ、海老フライ

料理は全く出来なかったが、必要に迫られて作り始めた。私はハンバーグと海老フライが大好きなお子様志向なのだが、ハンバーグは長年、試行錯誤して美味しい作り方を身につけた。ポイントは、焼いた時に崩れないようにパンを使うこと、弱火で少しずつ焼いて…

第三の道、複数のライフスタイル

学校を卒業して会社に就職という選択肢しかなかった時代から、芝居を本業とし、そのためにアルバイトをして生計を立てる、哲学研究を本業とし、そのために派遣で生計を立てる、旅をしながら各地に滞在して生活するなど、今までは極少数派だった生き方をして…

サイボーグ

私はマックユーザーであり、ウィンドウズユーザーでもある。嘗て、ウィンドウズ全盛期に、マックは高価で少数派であった。今は普通に購入しようかというくらい手頃な値段になった。 ウェアラブルも画期的とまでは行かないが、方向性を模索中の製品が生まれて…

海外という鏡

子供の頃から、外国に憧れた。ここではない異国の地に思いを馳せた。外国の首都の名前の響きに魅了された。 大人になって、アランブラ宮殿に行った。ティカルに行き、クルンテンプに行った。しかし、子供の時の憧れとは異なり、私はその地で暮らす無数の人々…

村上春樹の物語

村上春樹の物語は、物分かりの良い筋書ではない。結論があると言う訳ではない。 彼の魅力はまず文章の細部に宿る。あちこちの文章に散りばめられた素直さ・正確さ・繊細さ・何気無さなど、現代人が心に抱えている襞を一つ一つなぞるような言葉の群れ。

朝、ボート、反復する時間

朝に強いからではありませんが、大学時代は漕艇部に所属していました。ボートは朝のスポーツです。朝、水面が凪いでいる生まれたての環境で、朝日に向かって漕ぎ始めます。 原初、時間意識は二つの世界の反復だったと言われています。朝がやって来て昼の世界…

今朝は寝坊寸前でした。夜中に起きてしまい、しばらく眠れませんでした。 私は朝には強く、パッチリと目が開く方です。 21歳の秋のある日、朝起きたら、今までに経験したことがないほど、体が気持ち良かった。それ以外そんな経験は二度ありません。

二つの名前

母親には二つの名前がある。戸籍上の名前と事務処理で間違えられた名前だ。母親は二つの名前を使い分けていた。それはもう一つの人生への思いであるのかも知れない。

正義、善

善よりも正義の方が複雑性の縮減において勝る。 善きことは多々あるが、正義はより僅少。 善の多様性と正義の一義性。

瀬戸内地方

2年半前、西日本に移ってから、瀬戸内地方を旅行することが多くなった。 規模は違え、エーゲ海にも似た多島海であり、場所ごとに様々な風景が展開していくその美しさは、何度訪れても飽きない。

雨降り模様

今日は雨でした。もう梅雨ですね。気温が上がると飽和水蒸気量も増える。空気中の水蒸気量が増える。 理科で習った気温と水蒸気量と湿度の関係に、現在悩まされています。 気温が上がっても、水分がなければ湿度が下がる。