明日から雨で、来週は大半が雨のようだ。
雨に濡れてベタベタするのは好きではない。けれど、雨という天気によって目の前に現れる風景や音は好きである。
週末に、東京か岡山か名古屋か金沢か、、に行こうかと思っていた。だけど、大雨のようだから、どうしようかと思っている。
私は大体、いきなり旅に出てしまうことが多い。
前もって日程を決めて行くこともあるが、普段からこことここに行きたいなあと、よく思っていて、それで予め調べたりしておいて、そして今日行きたいと思ったらその日に行ってしまう。
数時間で一気に遠くの街へ行ってしまう。
時々、そういう体験をしてみたくなる。ここではないどこかに行ってしまいたくなる。
今、この街が嫌いではないし、この環境も嫌いではない。だけど、瞬間移動をしたくなる。
ある時間、本を読んで過ごせば、その時間は映画を見ることはできない。
一万円で本を買えば、そのお金で洋服を買うことはできない。
二者択一。片方を選択すれば片方は選択できない。
二兎を追うものは一兎を得ず
無限に時間やお金がある訳ではない。
私たちは常に何かを選択しながら、部分最適化を図って生きている。
どうしても個人は自分の利益・快適さを求めて、部分最適化を選択する。
しかし、統率者は組織の利益を優先して、全体の最適化を目指さなくてはいけない。
部分と全体の齟齬が生じた場合、それを和らげる方策を立てるのも統率者の役目である。
人はみんな、自分勝手である。自分の利益を優先してしまう。
またこれは、人と人との関係になると、その身勝手さが大きく発揮されてしまう。
特に男女関係になると、身勝手さが人目も憚らず発揮されてしまう。
でも、好きならそうなると思う。それは仕方のないこと。
ものや思うと 人の問うまで
本人は自覚していなくとも、行動や表情に出てしまう。
社会というのは、そうした自分の利益を優先する個人から構成されているが、個人の利益の総和から予想される結果からは飛躍した効果が生じてしまうことがある。
それこそが、社会というものの固有の動き、個人の動きとは異なったメカニズムの社会というものの独自性である。