Mr.Childrenが、数ヶ月ほど前から、とうとうitunesなどでネット配信を始めた。
ベスト盤で、1年限定ということらしいけれど、今後もネット配信してくれればって思います。
ベスト盤なので、私などファンは、全てオリジナルCDを持っていると思います。
ただ、そうした人でも今回の配信中、「I'll be」は、シングルver.ということらしくて、この曲は私も大好きですが、聞いていたのはアルバムver.でした。
登場した頃のミスチルは、ビートルズスタイルの、僕と君の恋物語を綴る爽やかなバンドという印象でした。
それが、少しずつ変化して行き、僕と君の恋物語の背後に、社会という敵・前提・風景が登場することになり、この社会の登場によって、君の存在が少しずつ変化して行きました。
僕と君と社会という三つ巴の関係。
以後のミスチルの作品は、単純な恋物語という様相は消え、一筋縄ではいかないこの世の摂理が描かれていくことになります。
Mr.Children「くるみ」 Mr.Children TOUR 2011 “SENSE” แปลไทย
例えば、「くるみ」においては、別れてしまった彼女をまだ忘れられずにいる中で、くるみも含めて、この世は出会いと別れの繰り返し、希望を持って明日を生きていこうと歌われ、僕と君の閉じた関係ではなく、無数の人が入り乱れ、出会いと別れが繰り返される社会という変数を導入させています。