名古屋にマウンテンという喫茶店がある。全国的に有名かどうかは分からないが、割と知られているような気がする。見たところ、普通の喫茶店というか、ご飯屋さんのようなお店である。何も知らずに、普通に入ってご飯を頼むと、多くの人が出てくる量の多さに驚くと思う。
私は、村上春樹経由で知った。それで、1年ぐらい前に行ってみたのだが、見た目ちょっと多いなと思った。私は見かけによらず大食漢なので、どの店に入ってもまず残さない。だからペロリと平らげたが、料理が出てくると、周囲の視線は、「さて、この人は食べられるだろうか？見もの、見もの」という感じになる。
名古屋も学生の街だから、この喫茶店も学生さんご用達のお店のようである。味もバラエティに富んでいて、これは一体どんな味なんだろうか？と思えるような料理もあった。
学生街には、大抵どこでも、こういう感じのお店がある。そして食事を通じて学生を支えてくれている。学生にとっては食事は一番大切な物事の一つである。安くて多くて美味しい。この三つが揃っている店が、なぜだが学生街にはある。
こういうお店を通じて学生と店と地域が結びついていけば、地域振興の一翼を担うことになると思う。会社・お店経営の成功の要素には、若い人にどれだけ注目してもらえるかということがあるように思う。
