ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

ヨーロッパが歌う、日本が囁く

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 ヨーロッパは、その精神性において日本と全く異なる。

 

例えば、ヨーロッパ人の異性との関係性は、日本人とは違う。

自由や平等や権利といった概念を、日常生活に取り込んでいるのがヨーロッパ人なら、日本人は学校の授業で聞くレベル。

 

ヨーロッパを評価して日本を見下しているのではない。

日本には、西洋にはない独自の世界がある。これは素晴らしいものだと思う。

その精神性において西欧と日本は全く異なっていることを言いたいだけである。

何百年もに亘って積み上げて来た精神性を今更変えることはできない。

日本と西洋の違いには、宗教がキリスト教が深く関わっている。

 

西洋の制度を取り入れた日本。世界標準が西洋の制度が基準である限り、日本のはみ出しはどんどん増加していくだろう。

大企業が製品データ改ざんを行ったりで、コンプライアンス違反で問題視されている。今に始まった事ではないけれど、こうしたデータ書き換えだけでなく、企業の日常業務・職場環境も、大企業では劣悪な場所がそれなりにある。

正直に申し上げて、日本の大企業の内部は、腐っている。企業の常識は世間の非常識と言われるが、誠にその通りだと思う。

本当に救いようがないブラックな環境が罷り通っている。

 

また、多くの学生は名前の通った一流と言われる企業に入ろうとするが、そんな形だけの名前などではなく、もっと堅実に経営を行っている中小企業に目を向けるべきである。

もっと自分の目や頭や脚を使って、実質的な就職活動をしないと本当に後悔します。

Songs Of Experience (Deluxe Edition)

Songs Of Experience (Deluxe Edition)

 

 U2が新作を出した。

ヨーロッパ音楽世界も、日本とは違う。

ヨーロッパが歌う、日本が囁く

非婚ですが、それが何か! ? 結婚リスク時代を生きる

非婚ですが、それが何か! ? 結婚リスク時代を生きる

 

この本には、現在を生きる智慧やアイディアやヒントがいっぱい詰まっている。

現代は、女性の生き方から学ぶことが多いと思う。男性からは、ほとんど何も得られないし、日本の男性は単純で子供。

もっと女性の生き方を観察すれば、もっとまともな男性が増えると思う。

 もう世界は今までとは違うスタイルで動き始めていて、次のステージに移りつつある。生活スタイルや異性関係・家族関係もそれに合わせて変更していかないと、生きづらくなる。

 

日本批判、男性批判になってしまいましたが、批判してしまうのは、日本や男性が気になっているから。

どの国のどの人にも幸せになってほしいと思う。だから、まともだと考えられるところから、真摯に学ぼうとしなければいけないと思う。 

年末の波が押し寄せる

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シングルスカルから延びたオールが、水面の水を掴み、勢いよくスカルを進ませる。

琵琶湖の瀬田川大橋を潜って、オアーズ人たちが進んでいく。

もう関西に来てから、まる4年が経過した。

 

ねきから、もうちょっと離せへん?

関西弁を解さない人からすると、何を言ってるのか推測しづらいかも知れない。

ねき?へん?
何のことだか分からない。

今日、何十年ぶりかで、ねきという言葉を聞いた。
子供の頃、祖母がよく使っていたのだが、近頃は全く聞いてなかった。

にぬき、かしわ、なんば、なども関西独特の表現だろう。
語彙が豊富な関西弁。

私のイントネーションも少しずつ標準語から関西訛りに移動している。

 

紅葉の季節真っ只中だ。
昨年、一眼レフを初めて買って、この一年、様々な風景を写してきた。
だけど、異なった風景をいくら写しても、被写体の種類が増えていくだけである。

紅葉は綺麗だし、クリスマスのイルミネーションも素敵だけれど、それを写すだけだと記録写真で終わってしまう。

写真技術も必要だけれど、写真をどう撮りたいか、どういう視点から撮るのかという点を入れていきたい。

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スターウォーズ・エポソード8』が来月公開される。

それに合わせてか、キャス・サンスティーンがスターウォーズに関する本を出した。

サンスティーンがスターウォーズ?と思って吃驚したけれど、1954年生まれの彼は、スターウォーズに20代で接して、ハマってしまったのだろう。

スター・ウォーズによると世界は

スター・ウォーズによると世界は

 

 一つの映画作品から、時代を代表するSF映画となり、さらに現代を・世界を映し出す鏡となったスターウォーズ・サーガ。

スターウォーズには、現代人が直面する選択に対しての、向かわざるを得ない方向が刻印されている。

 『へうげもの』の影響で読んでみた。

現在の明智光秀像は、かつての主君に対する裏切り者という、とんでもない男から、随分と出来た武将のイメージに変わっている。

特にこの『信長を殺した男』の光秀は、実際の明智光秀像に一番近いのではないかと思われる。

この漫画・原作が優れているのは、光秀の生涯を事細かく描いていて、特に重要な転機となる合戦について、その位置付けや経緯がきっちりと描かれている点である。

幼少の頃、父親に連れられて、京の町の路地裏にひっそりと眠っている、あまり知られていなかった光秀の首塚に行ったことがあった。

普通に京都の人が暮らしている路地奥に密集した家屋の真ん中に、大事そうに置かれた首塚があった。

あれからかなりの月日が経過した。明智光秀像がこんなに変わるとは思っていなかった。

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 昨年の今頃に撮影した慈照寺銀閣と紅葉の写真。

今年は10月的な期間が短かった分、11月が長く感じられる。

黄昏流星群 (1) (ビッグコミックス)

黄昏流星群 (1) (ビッグコミックス)

 

 弘兼憲史『黄昏流星群』は、よく行く喫茶店に置いてあって、そこに行く度に読んでいた。

年齢層の高い人物が主人公の、まさに人生の黄昏の人たちのお話が詰まっている。

おっさんくさいなと思って読んでいたけれど、歳をとっても中身の若々しい人はいるし、若くても中身はどうしようもない人もいる。

この漫画も、登場人物の年齢を気にせずに読めば、そこで起こっていることが決して年齢に関係なく出会う事柄であり、それに対して自分はどんな風に対処しアクションを起こすのかとシュミレーションが出来る。

勿論、年齢に応じてしか遭遇できない事柄もあるけれど、未来の出来事として読めば、面白いと思う。

ふざけているようでふざけておらず、真面目でいるようで真面目すぎず、でも大事なのは、やっぱり人をよく見て感心を持ち、近視眼的でなく、その人のことを考えて行動することだと思う。

 

 年末の商店街、枯れつつある樹々、寒そうに家路を急ぐ人たち、郊外へ向かって電車が走っていく。

年末の波が今年も押し寄せてくる。

新選組隊士一覧表、生き方と逝き方の不安と闘う、秋晴れの『世界の終り〜』

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気がついたらもう霜月も後半である。

 

本に関して、書いておきます。

歴史のなかの新選組

歴史のなかの新選組

 

 巻末に掲載されている「浪士組・新徴組隊士出身別一覧表(文久三年現在)」に関する注釈として、著者は以下のことがらを書き記している。

 

幕末期と明治前半期は、近世と近代に截然と分けるよりは、共に巨大な時代の過渡期なのであり、そこに生きる人々にとっての同時代だったのである。

 

1860年代に20代・30代の青年・壮年であるならば、明治一桁代・10年代も彼らにとっての同時代であり続けていた。

 

1869年4月、最後の新選組隊長に相馬主計がなるが、彼は新島流刑後、豊岡県の官吏となり、1875年1月10日付の「日新真事誌」に、流されていた新島の椿油の商品化の可能性に関し、数字を駆使しての詳細な提言を投書している。

 

この一覧表とそこに関わる人々の生き様とその生き方のそれぞれの軌跡そのものの認識こそが、この巨大な過渡期を認識する最も確実な方法だと私は思うようになってきている。

 

私は、大きな時代の変動期である幕末・明治前期だけではなく、現在の平成においても、いや、どの時代においても、その時代を生きる無数の人々の一覧表にある、どの人の生き様も、その時代を映す鏡であり、その生や魂の轟に目を凝らさなければならないと思う。

AERA11/20号

AERA11/20号

 

 現在を生きる人々の切実な心配事、老後・高齢化社会へと連なる現在の状況。

漠然とした不安を抱く人々。

政府の真剣な取り組みも当然だけれど、個々人の現実味のある対応策が喫緊の課題。

どうしたらいいんだろうという切羽詰った気持ち、幸せに生きるよりも老後を生き切れるかという重い課題。

 

AERA最新号は「逝き方が不安だ-家族に看取られて大往生は夢の時代に-」という特集を組んでいる。

非正規労働・シンブルマザー・フリーランスLGBTといった状況から生じる低賃金や独身といった状況。

多様化した生き方から生まれる逝き方の不安。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

 

 今年の10月には、秋晴れという日がほとんどなかったと思う。

毎年、9月に入り台風が去って、10月の運動会日和な晴れの日が訪れる。

すると、村上春樹の『世界の終り〜』を読みたいと思える瞬間がやってくる。けれど、今年はそれがなかった。おそらく、秋晴れがなかったからだ。

学生の頃、下宿のアパートで、たまたま近くの本屋で見つけた村上の本を読んだ。

ノルウェイの森』は読みやすいと思ったし、主人公が大学生ということもあって、自分と二重写しになった。

それで、『世界の終り〜』も読んでみたのだが、その世界に引き込まれたものの、何が描かれているのか、何を描きたいのかがもう一つ分からなかった。

この分かりやすい小説と分かりにくい小説を書く作家として、そして、秋晴れの夜に現れる作家として、村上は私の前に姿を現した。

 

静かな、澄んだ空気に囲まれた夜に、机に向かって読んでいた。

その時のアパートの部屋の空気、空に星が瞬く夜、犬が鳴いていたり、隣の部屋の声が時々聞こえたり。

そうした過去の一度きりの景色。今も私の中に眠っている美しい光景である。

 

近藤勇山南敬助LGBTの男性・女性、非正規雇用者、学生生活を謳歌する大学生、宗教活動家、歴史上の人物から、マイノリティ、貧困層、バンカー、、、

立場は違えど、その時代を生きる人の群れの中で、その時の空気を、課題を、人の生き様を、少しでも自分のこととして生きられたらと思う。

地方都市、アン・ブーリン、第三の性

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日常生活の買い物をする時は、近所のお店で必要なものが買える。ほんの30分もあれば、スーパーや雑貨店やコンビニを回り、用事は済んでしまう。

でもこれは、誰にでも当てはまる普通のことではない。

 

私の先輩のある人は、地方都市に出張で行くと、必ずその地方の名士に会っていた。

またある先輩は、歴史上の人物の墓地に必ず行っていた。

私はというと、地方都市に行ったりすると、駅前のスーパーに行く。その土地のスーパーの野菜の値段や肉の値段や種類、魚の種類とかを見たりする。

スーパーに行くと、その都市の特徴が垣間見えたりするし、レジで地方特有の言葉遣いも直接聞くことができる。

 

でも、これはまだ地方都市といっても大きめの地方都市であって、さらにローカルな地方の駅に行くと、駅前には何もない、あっても小売のお店が少しあるくらいで、こういう町というか村の人たちは、車がないと生活できない。

私も地方都市になんどか住んだことがあるが、生活するには自動車が必要であった。

関東地方では、東京から連なっている埼玉や千葉あたりだと都会だが、房総半島方面や奥秩父方面や館林や熊谷以北あたりにあると、もう自動車が主体の生活になる。

関西でも、湖西線方面で堅田以北になると、極端に田舎になるし、亀岡以北・福知山以北になると、もう本当に田舎である。

近頃はアマゾンや楽天をはじめとするネット買いができるけれど、宅配便の労力は半端でないと思う。

 

いつもは街中まで買い物に行くのだが、今日はたまたま自宅近辺のお店を回ったら、必要なものは全て買うことが出来て、なんでいつも街中に行くのかなと思ったりした。

私は大体休みの日に1週間分の食料を買い込んで、休みのうちに3、4日分の料理を作ってしまうような生活をしていた。

ブーリン家の姉妹 DVD

ブーリン家の姉妹 DVD

 

 ブーリン家の姉妹をはじめ、エリザベス1世関係の映画をずっと流しっぱなしにしている。

エリザベス [DVD]

エリザベス [DVD]

 
エリザベス:ゴールデン・エイジ [DVD]

エリザベス:ゴールデン・エイジ [DVD]

 

 エリザベス1世の母は、あのアン・ブーリンである。ヘンリ8世は残忍で好色な君主と見られるけれど、500年前の時代の社会の行動様式は、今とは全く異なった原理で動いていたに違いない。

 

テイラー・スイフトが新しいアルバムを出した。

 名作『1989』と比較されて行くだろう。

外国語の音楽は、歌詞がもうひとつわからない分、ピアノ曲同様、歌声も楽器のように聞こえていって、バックミュージックに調度いい。

ブルックナー:交響曲第9番

ブルックナー:交響曲第9番

 

 土曜日の夜には、ブルックナー・サウンドがお薦めである。

中でも9番は神秘的で、格好良く、森の中の静けさと舞いを連想させる。

シンフォニーの9番目というのは作曲家の目印である。偉大なベートーヴェンに並ぶことができるかどうか。

 北海道、六花亭のレーズンバターサンドは本当に美味しいし、リプトンのロイヤルミルクティーと合わせると、夢見心地である。

 昨夜は、ブログを書いていたら知らない間に机の前で寝てしまいました。おそらく、梅酒を飲んでしまったからだと思います。

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ドイツで、第三の性が公的に定められるそうです。

歴史的には、ヒジュラーと呼ばれる第三の性・両性具有が古くからインドには存在したけれど、そのインドとオーストラリアに続いてドイツでも、法的な整備がされるとのこと。

ジル・ドゥルーズの「n個の性」というのがあったが、男性と女性の二項対立という考え自体が一般的であるために、現実の身体に現れる様々な性の分布に、私たちは困惑するのである。

私は各身体が緩やかに性を分布させ当てがって行くのが楽だと思う。

男の子のような女の子、女の子のような男の子という有りふれた人たちだけでなく、もっと微視的に観察すれば、繊細で微妙な性の位置付けが見られると思う。

左右対称でない、波や草木の如く

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ここ毎週、週末になると友達と飲みに行っていた。

私は誘われるとほぼ100%行くので、次回も誘われることが多く、そういう人が増えてくると、しょっちゅう飲んだり食べに行ったりすることになる。

でも、人といることが苦にならないし、帰りたくなったらさっさと帰るので、自分の生活に支障があるわけではない。

以前、金融機関時代、飲みに行かない日は、ほとんどなかった。毎日、打ち上げや接待や打ち合わせや勉強会と銘打って、政治家みたいに毎日、飲んでいた。

新入社員の紹介文に、大統領のように働いて王様のように暮らしたいと書いていた人がいたのだが、それは大袈裟としても、そういう風に生きていけるなと思った。

 

今日は、一人で鳥貴族にでも行こうかと思ったのだが、止めて、セブンイレブンで食べ物・飲み物をたくさん買って、トリキの代わりにした。

コンビニで好きなものを買うのは、結構好きである。しばらく行かないで久しぶりに行くと、商品が結構代わっていたりして、新しいのがある!と目が光る。

最近、ロッテのチョコレートの新商品で、シャルロッテというのがあるが、これは割と美味しい。だけど、しばらくして近くのコンビニの商品棚から消えた。どうして何だろう?

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豊臣秀頼は、身長が桁外れに高かった。180センチ以上はあったらしい。

世間のイメージでは、家康が秀頼を大坂の陣で倒したためか、秀頼の幼い頃の肖像画が有名なためか、秀頼のイメージは小さい子供というものかと思う。

歴史上の人物の実像は、世間に流通しているイメージとは全く異なっている場合もあると思う。

私は、硬直した歴史観や人物像を払拭して、新しい姿を見たいなと思うから、若手の学者や小説家や漫画家の書いたものを読むようにしている。

へうげもの』では、大坂の陣に至るまでのプロセスで、豊徳合体という策がこと細かく描かれている。これも一つの見方で、歴史の流れを柔軟に、歴史が決して、定まった流れの元にあるのではないことを示している。

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一つの仕事場には、最低でも5年はいないと、そこがどういう場所なのか、何が問題となっているのか、そこで何を習得できるかなどといった問題群が自覚的に見えてこない。

私は基本的にそう考えて、最低でも5年は一つの場所にいることにしている。そもそも、仕事を決めるときに適当に決めるのではなく、目的や腹積りを持って仕事に就くことが前提だが、仕事に就いて、これは俺には向いていないとか、 こんな仕事やりたくないとか思うのは、そう思ったとしても、まずは乗り越えないといけない壁だし、そこが越えれないとどこに行っても長続きしないし、本質的な問題に立ち向かうことができないで終わってしまう。

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自然界には、左右対称なものも数多く存在するが、左右非対称で、人知ではその法則が容易には掴めない法則に従っているものも存在するだろう。

波や雲や草木や、秩序立っているように見えても、どうしてこんな形が生まれるのだろうと思えることもある。

 社会の秩序も法則も、明瞭でないことの方が多い。何かにつけ、ルールや法に則った方を取り入れる向きもあるけれど、頑なにならずに、どこにでも誰にでも、向かうべき傾斜の欠片はあるものと考えて、柔らかく目を見張るのが良いかと思う。 

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 話題がバラバラですが、休みになって時間があると、次から次へと興味あることが頭をよぎり、その全てに関わろうとすると反対に何もできない羽目になるので、流れに任せてやっています。

闇夜に、人の波が、店の灯りが、浮かび上がる

f:id:jauma1th:20171027214235j:plainWe went bar crawling yesterday. 昨夜、はしごしたよ。

英語の例文のような文章ですが、はしごを6軒ほどしました。

巨人軍時代の王選手は、オフになると後輩を従えて、おごりで銀座の街を10軒はしごしていたそうです。

京都の街には、美味しい店が多い。それにそんなに高くないから、お得感もあります。

さらに、街には半分くらい、いそうなくらいの観光客の多さで、公用語を英語にしてもいいくらいです。

We went bar crawling yesterday.

外国人も大好きなはしご。外国人を誘って一緒に飲み歩くのも、できそうです。

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流れ行く人の波。カタルシスカタルシス

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はしごの後、夜の京都を撮して見ました。

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京極の店は、木屋町河原町と比べて店じまいが早い。

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円形の装飾画の上を、自転車が、人が、通り過ぎて行く。

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有名な三嶋亭。けれど、スーパーの鹿児島黒豚もバカにできないと思う。

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三条通り。タリーズの明かりだけが通りを照らしている。

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京都文化博物館

この辺りの地理には詳しい。嘗ての街並みと比べ物にならない変容に驚嘆する。

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とあるお店の内装。雑誌の一場面に登場しそうなオシャレ感。

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東京ドームのような外観が浮かび上がる。

御池通のオフィス街への変容にも驚いてしまう。

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京都で撮影中の黒澤明が常泊していた柊家。

 

港の夜、田園地帯の夜、地方都市の夜、都会の夜、、、。

夜は、闇夜は、場所によって形を変えて行く。

夜は一つじゃない。人の心に染み込んで行く夜、遠くで汽笛の音を鳴らしているだけの夜、電燈一つの田舎の夜、、。

 

我々はその一つ一つに耳を傾けていきたいと思う。

途中から読む、頭から読む、最後から読む

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ラーメン屋→本屋→パフェというのが、週末のおきまりコースである。

どうも、今の私は、ラーメンとパフェが食べたいみたいだ。

 

最近本屋で購入した書籍をいくつか挙げておきます。

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

 

 私は、計算が得意なわけではないし、数学も得意なわけではない。けれど、数学は好きである。

数学は、現実とは独立した一つの世界を形成していて、様々な美しい理論や定理が犇いている。だけど、現実から独立しているとは言え、現実と無関係ではなく、数学の世界を通して現実を眺めると、うまく整理できたり、異なった風景が浮かびあがったりする。

ロシア革命100年の謎

ロシア革命100年の謎

 

 今年はロシア革命から100年に当たる。様々な関連本が出始めている。

100年という節目で、出版業界の思惑もあるのだろうが、大きな出来事も100年経過すると、資料も出揃って、その全貌や意義や影響が正確に分析できるし、現在の視線から見れば、また新たな光が投げかけられるから、100年記念というのも意味のないことではない。

ロシア革命は、共産主義という理想を実現するべく図られた、壮大な実験であった。

ビッグコミックオリジナル 2017年 11/5 号 [雑誌]
 

 浦沢直樹が新連載「夢印」をスタートさせた。

ルーブル美術館のプロジェクト参加作品らしい。

初回連載は、工場を経営する一家の主人が脱税する話が描かれている。

 面白い連載は結構あって、例えば、「昭和天皇物語」では、天皇のことを普通に描けるようになったんだなと実感できるし、「黄昏流星群」は、2030年という近未来のアンドロイドのお話で、こういうことも起こりうるんだろうなと思いながら読んだ。

エリザベス一世 (講談社現代新書)

エリザベス一世 (講談社現代新書)

 

 歴史好きな私は、いつもどこかの国のどこかの時代にタイムスリップしている。

現在は、16世紀のイギリスで、エリザベス治下の社会に潜伏している。

読書は、「なぜ?」という疑問を持ちながら読み進めると、本当に楽しいと思う。

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私の子供の頃、映画は、一旦映画館に入れば、同じ映画を何度見ても良かった。

私も一回行ったら、同じ映画を最低2回は繰り返し見て、帰っていた。

二本立てだと、計4回見ていたことも普通だった。

さらに、昔の映画館は、途中から入場しても問題なかった。途中から見て途中から出て行く人もそれなりにいた。

だから今みたいに、何時から始まるからそれに合わせて行こう、みたいなことはなかった。私は、いつもいきなり行って入って、途中で出て帰っていた。


頭の固い大学教授などは、本は頭から読め、映画は頭から見ろなどと言いそうだけれど、昔の映画館のように、最初から見たい人は最初から、途中から見たい人は途中から見ればいいと思う。

 

映画も、途中から見始めて、なんの話だろうと筋を追って行くうちに、展開が分かって来てエンディングを迎え、そもそも最初はどんな感じでストーリーが進行していたのだろう?と疑問を持ちながらもう一度頭から見直すと、結構面白い発見があったりする。

 

高校生の勉強でも、日本史は、古代史から学ぶのではなく、近代史から学ぶのもありだ。

それも明治維新から順を追って勉強するのではなく、例えば、日清・日露・第一次世界大戦時代の近代史から、国際関係などをチャート化しながら理解して行くと、「ああ、そうなんだ」と頭が整理されて、どんどん理解が深まり、日本史全体を知りたいと思うようになるかもしれない。

 

自分が興味を持って読み始めたところが、先頭である。

最後から読み始めれば、そこが、その人にとっての出発点である。自分にとって魅力ある箇所からスタートさせること、それが大切である。

 

読書も映画も、見て読んで楽しむというだけでなく、本や映画を使いこなしてこそ、読書や映画の醍醐味が生まれてくる。

使いこなすには、興味を途切れなくさせて、細部から全体への理解に至ることが必要である。