名古屋のテレビ塔前で撮影したこの写真から、写真が光と影のメディアであることを意識するようになりました。
それまでは、被写体にピントを合わせて、いかに綺麗に被写体を撮影するかばかり考えていましたが、強烈な西日と木から伸びる影を見たときに、影と光の重要性がやっと頭に上ってきました。
近頃は写真を載せることが増えてきたので、ブログのテーマを写真が大きく載せられるものに変更しました。
近鉄奈良駅前で撮影した写真です。
ここには様々な人たちが写し出され、何かをしている瞬間のイメージが示されています。
こうした人の一瞬の表情をつぶさに捉えるのも、写真のすごさかなと思います。
写真に与えられた光と影は、そこに濃淡のコントラストの美しさという、写真画面における技法と結びついているという面だけではなく、人の表情と通底するような写真独自の表情に繋がっていると思います。