読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

アメノヒニキク、並行する異世界

音楽 日常

RADWIMPSの新しいアルバムの中の新曲「アメノヒニキク」は何を歌っているのだろうか。

 

今日は灰色


今日は灰色


僕は水色の中に


今日は灰色
約200グラム 重い 今日の僕らは
約200グラム 重い 昨日よりも


約2、3センチ ずるい 今日の僕ら
約2、3センチ ひりり 君の言葉


雨は色をつれてどこにいく
そちらはさぞ楽しかろう
僕もついて行けたらいいけど
今日は 今日はやめとこう

 

今日は雨降りである。

空は曇り空。灰色。

僕は雨の水色の中にいる。

雨に濡れて、昨日よりも200グラム重くなっている。

雨だから気分が優れないのか、君は気に触ることもいつもより少し簡単に言ってしまう。

雨は水色・灰色とともに、どこに連れて行ってくれるのだろう。

そちらの世界は楽しいだろうけど、今日はやめておくよ。

 

 音と色と道連れに

「いつか」「今」の徒然に

 

今いる世界は退屈だ。

だから、いつか雨の音と色と一緒に、新しい世界へと行こうと思う。

 

雨というのは異世界への扉である。

異世界といっても、場所的な概念ではない。

雨というフックによって、境界線を越え、新しい世界を生きる自分へとトランスファーする。

  

nyan55.hatenablog.com

 

以前に書いたブログで、雨によって変わってしまう心の動きについて触れました。

 

サマセット・モームの『雨』の結末。

沢木耕太郎が雨の日の入社日当日に、会社を退社すると決めたこと。

雨を恐れた宮澤賢治は、雨の降りゆく風景に異世界への影を見たこと。

 

雨という表象は、時折、私たちの前に立ち尽くして、私たちの心情をも揺るがし、困らせ、またなだめたりもする。しかし雨に出会う前に、無意識下で私たちの決定はすでに行われているのだと思う。それが雨に出会うことによって、意識に表れてくるのだろう。

雨 - ojos de perro azul:青い犬の目

私たちは、一つの世界を生きていると思っている。

けれど、現実の世界という枠組みの中に、全ての事象・心情を収めようとするから、一つの世界があるように錯覚しているけれど、心情という心象風景は複雑・微妙・繊細で、それを一つだけの直進する枠組みで処理することはできない。

私たちの心にはいくつもの並行世界が走っている。

 

雨は異世界への扉。

雨を体験し、向こう側の世界へ移行することは、一つの酩酊であり、その酩酊こそが、より自由度の高い自己を作り出す切っ掛けになる。

 

RADWIMPS「アメノヒニキク」は、雨を媒介にした、こちらの世界から異世界への、移行現場の模様を切り取った作品である。


RADWIMPS8thアルバム「人間開花」サビメドレー 高音質

 

 

ザンザカザンと さぁさほら降れ降れ
なんだからしくないな泪目だね


ザンザカザンとさぁさほら降れ降れ
なんでもないって割に乙女だね


ザンザカザンとさぁ なんだからしくない
ザンザカザンとさぁ ザンザカザンと さぁ