ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

恐竜、七瀬シリーズ、ハンニバル、あさひなぐの日々

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仕事が早く終わったおかげで、久しぶりにゆっくりと本屋に寄れた。

現代思想2017年8月臨時増刊号 総特集=恐竜 -古生物研究最前線-

現代思想2017年8月臨時増刊号 総特集=恐竜 -古生物研究最前線-

 

 20代の頃、毎号読んでいた『現代思想』も、最近はそんなに読まなくなった。

今回の臨時増刊は「恐竜-古生物研究最前線-」であった。

最初のインタヴューを少し読んだら、滅茶苦茶面白かったので買った。

恐竜学など全く知らない私には、自分がイメージしている恐竜の世界と最新の研究における恐竜の世界が如何にかけ離れたものか、その点にとても惹きつけられた。

例えば、以下の論点がある。

  • 恐竜から鳥へと進化したルートがあった。
  • 骨の軽量化によって、恐竜の巨大化が起こった。骨の軽量化は、鳥類が飛翔することになった要因でもある。

恐竜が30メートルまでに巨大化できたのは、骨の軽量化が要因であり、骨が重いとどうしても巨大化に限界がある。象やマンモスなど哺乳類の骨は重いので、5メートルが限界である。

鳥が飛翔できるようになったのも、骨の軽量化が要因で、恐竜と鳥の共通性がここにある。

こうした記述を読むと、本当に面白いなと思う。

 

20代に親交のあったペルー人一家の息子が、恐竜好きであり、日本で学費を貯めて、アルゼンチンで恐竜学を学びたいと言っていた。

アルゼンチンは恐竜化石の宝庫である。

日本では福井県が恐竜化石のメッカであるが、日本列島と恐竜という組み合わせは、もう一つピンと来ない。

だけど、「むかわ竜」という恐竜が北海道で発見されて、日本の恐竜の生態も少しずつ分かって来ているみたいだ。 

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家族八景 (新潮文庫)

家族八景 (新潮文庫)

 

筒井康隆の「七瀬シリーズ」を読んでいる。

筒井康隆は面白いと思うのだが、「文学部唯野教授」を読んだくらいで、どちらかと言うと今まで敬遠して来た作家だ。 

家族八景』は、読心ができる七瀬が、お手伝いさんとして様々な家族の元に出入りするのだが、筒井康隆流の戯けた文体ではなく、割と読みやすい真面目な文章で書かれている。

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ハンニバル  地中海世界の覇権をかけて (講談社学術文庫)

ハンニバル 地中海世界の覇権をかけて (講談社学術文庫)

 

 断続的に、西洋史・日本史・東洋史といった歴史学に触れずにはいられない。

特にローマ帝国に関わる事柄は、気になってしまう。

ハンニバルは、カンネーの戦いでの戦略が有名だけれど、過去の歴史を資料によって浮かび上がらせるのは、恐竜学をはじめとする古生物学と似ている。

新しい資料や化石が見つかれば、それまでの通説は覆される。 

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あさひなぐ 24 (ビッグコミックス)

あさひなぐ 24 (ビッグコミックス)

 

あさひなぐ』が映画化された。

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子供の頃、剣道を嫌々やっていた私は、『あさひなぐ』とはまた違った風に武道と接していた。

剣道の袴や面や小手の、匂いの強烈さは、今でも鼻に残っている感がある。

鬼のような指導官の怖さや練習前の逃げたくなるようなプレッシャーは、子供だったからなのだろうか?

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今日は雨降りのため、自宅で仕事の資料作りをしていた。

エクセルは使えば使うほど、技を覚えたりして、よりサクサク作れ上達していく。

ただ、パソコンを使うと時間があっという間に過ぎていくので、要注意だ。

それにパソコンの設定やトラブルは、本当に時間があるときに集中してやらないと、滅茶苦茶時間がかかる。

近頃のパソコンは機能も向上し、バグも減って来たし、そうでもないけれど、windows95/98時代のパソコンだと、トラブルが多かった。

 

パソコンも、ようやく身の回りに普通にある家電製品の仲間入りをしたのだろう。

私のルーティーンな楽しみ

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昨日は夕方に書店に行って帰った。

クリストファー・ノーランの嘘  思想で読む映画論

クリストファー・ノーランの嘘 思想で読む映画論

 

 クリストファー・ノーランの映画論が出ていた。

著者も訳者も、私は知らないのだが、買ってみた。

スラヴォイ・ジジェク張りの精神分析系の映画論のようだが、ノーランを扱っているところが新鮮だと思えた。

キューブリック亡き後の映画界で、ポストキューブリックを担える次世代としては、クリストファー・ノーランデヴィッド・フィンチャーだと思う。

スガシカオが著作を出していた。

スガシカオはその歌詞の独自性で、一般的なポップスの歌詞とは異なり、文学的なもの詩的なものの領域に覆いかぶさっている。 

彼は実際、文学方面から大きく影響を受けていて、それが歌詞の独自性にもつながっている。

たった1日で即戦力になるExcelの教科書

たった1日で即戦力になるExcelの教科書

 

今さら、エクセルの書籍かよと思うのだが、私自身、昔は日々使っていたエクセルも、しばらく使っておらず、最近になってまた仕事で使っているので、興味があって買った。

確かにエクセルは、その使い方によって効率が大きく違ってくる。ある重要な機能を知っていなかったために、無駄な時間を費やすことがある。

 

書店から出て、ラーメン屋と王将に行った。

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王将は、メニュー自体は同じなのだが、出てくる料理は店によって大きく異なる。

上の写真は、いわゆるかた焼きそばなのだが、王将では揚げそばという名前だが、京都の3つのお店で食べてみたが、全部量と中身が違っていた。

昨日行ったお店が一番量が多い。これで、消費税込みで693円くらいなので、お得だと思う。欲を言えば、見た目に赤色がないので、もう少し赤を加えて彩り豊かにして頂けたらなと思う。

 

今思い出したのだが、東京の赤坂と溜池山王近くに、長崎ちゃんぽんの絶品の店があって、昼休みによく行っていた。

行列が出来ていて、でも並んで食べる価値があるほど量もあって、美味しかった。

 

長崎ちゃんぽんと言えば、子供の頃、長崎に行った時に長崎駅前で食べたのが、とても美味しかった。

 どうも私は、長崎ちゃんぽんとか、かた焼きそばとか、そういった料理が好きみたいだ。

 

今日は、昼から写真散歩でもしようかなと思います。

時間があるとブログも書ける

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今日は、友達と会って世間話をしているうちに、ビットコインやブロックチェーンなど、今をときめくフィンテックの話題となった。

金融業界に、IT技術の大きな波が押し寄せている。これから数年先、おそらく金融業界は大きく変貌を遂げるだろう。

 

友人と別れた後、いつものパターンで本屋に寄って、中華料理屋に入った。

近頃、ラーメンではなく、かた焼きそば、関西では揚げそばと言うのだろうか?(メニューにはそう書いてあった)、ともかく、かた焼きそばが食べたくなる。

西武線沿線には、餃子の満州というチェーン店が必ずあるけれど、そこのかた焼きそばは美味しかった。

今日入ったのは、定番の王将だけれど、揚げそばはなかなか量もあり、美味しかった。

 

今治で、宿泊したホテルの夕食に出てきたのは、鯛料理であった。5品か6品のうち、半分くらいに鯛が入っていた。レストランの人に聞いて見ると、愛媛では鯛が料理の定番として出されるという。

今治あたりでは煮た鯛が出されるが、南の方の宇和島方面では、お造りとかの生の鯛料理が出されると話されていた。

今回の料理の中でも、煮た鯛の頭が出て、久しぶりだなあと思って、頭の骨についた身を、時間をかけてほぐして食べた。目玉を食べるのも久しぶりだった。

 

呉では、地元料理は食べず、もう何年も入っていなかった、というか関西に来てからあまり見かけていないファミレスに入った。

24時間営業のファミレスは便利でよく使った。いつでも入れて、コーヒーをお代わりしながら、いたいだけいられる。

 

旅行から帰って来てからは、映画やドラマや音楽を流しながら、本を読み、ゲームをし、パソコンを叩きという、好き放題の生活になっている。

あと数日したらまた仕事開始なので、ちょっと怖い。

 

それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)

それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)

 

 この本は、高校生に教える形で日本近代史が語られ、とても読みやすく勉強になる。

 

宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)

宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)

 

 今頃読んでいるのかと思われそうだが、私は時期を外して、かなり遅れてヒット本を読むことがある。まあ、たまたま読もうかと思っただけなのですが。

宇宙兄弟のお兄ちゃんの方のキャラ、これ結構好きだなあと思った。これぐらいで生きるのがいいよねと思った。

「自分自身のことで、最近発見したことはありますか?」という面接官の質問に、「人よりシャンプーがよく立つことに気づきました」と発言するところとか。

 

真面目に、でも面白く生きていたいなあと思います。

カイロネイアの戦い

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つい2、3日前に岩明均ヒストリエ10』が刊行された。

待ちに待ったという感じではあるが、前の巻の発売から開きすぎているので、毎回刊行されるたびに、話がどんな風だったか忘れてしまっている。

今回も、えーっとなんだっけという感じで、kindle電子版の第9巻を読んでからの第10巻スタートとなった。

 今回のメインストーリーでは、かの有名なカイロネイアの戦いが描かれる。

世界史の年号暗記で、「寒いや(338)カイロがないよ」「耳寒いや(338)カイロないよ」みたいに覚えた人もいると思うけれど、この戦いは古代史上、非常に重要な戦いである。

新興国マケドニアが、偉大なアテネを配下に置くことになり、アテネの凋落が決定的になった歴史的な戦い、その後、マケドニアアレクサンドロス大王の元で、世界帝国を築く礎ともなった戦い、言わば古代史における天下分け目の戦いとも言える重要な戦いである。

 

前巻から続くカイロネイアの戦いを描いた本巻は、カイロネイアの戦いの推移を事実に則って、詳しく描き出している。

アレクサンドロスの初陣でもあるこの戦いは、アレクサンドロスの超人離れした行動の様を、漫画的にアレンジして、でもひょっとしてアレクサンダー王子はこういう感じだったのかも、と思わせるリアリティも匂わせながら描いている。

 

ともかく、『ヒストリエ』は偉大な作品だと思う。なかなか描き進められないのが、ファンとしてはヤキモキするところだが、これだけ緻密に大胆に古代史を描かれては、黙って次を待っているしかない。

主人公、隠れた英雄エウメネスの発掘をも行なっている本シリーズは、歴史マンガの頂点の一つとして、今後も読み継がれていくことになるだろう。

彼岸過迄、オウムの影

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年度末という訳ではないのだが、今日は半日仕事に行った。

帰りに本屋さんに寄った。本屋に寄るのは、私の病気である。

 

以前から気になっていたマンガ『ダンジョン飯』を買った。

ダンジョンというのは、最近の流行り言葉である。

ダンジョン・脱出という組み合わせで登場することが多いけれど、脱出不可能な場所からの脱出劇というドラマは、いつの時代でも魅力的なストーリーだと思う。

この漫画は、ダンジョンで遭遇するモンスターを料理するという奇抜なアイデア作品である。女性漫画家によるもので、絵も可愛らしい。 

 

80年代・90年代の頃によく読んでいた雑誌『現代思想』は、最近では関心のあるテーマの時しか読まなくなった。

 3月の臨時増刊号は、各分野のトップランナーの学者が、自分の専門領域で美しい理論を紹介する特集。

現在の私は、自分の関心ある特定領域だけでなく、幅広い分野について浅くでも知っていきたいなと思います。

 

私は、水・海・湖・川・沼といった水系ものが好きである。できれば近くに川や海があればいいなと思う。

魚と日本人――食と職の経済学 (岩波新書)
 

 数年前に、同じ著者の漁業ものの著作を読んで、結構勉強になった。

この本を読んでみると、小学生の頃、社会科で習った市場・卸売・スーパー・小売店の仕組みや問題点が興味深く分析されており、「生活する」ということの肌触りが伝わってくる。

 

今日、自宅にお寺さんが来た。お彼岸だからである。

彼岸という言葉を聞くと、いつも夏目漱石の『彼岸過迄』が思い浮かぶ。

彼岸過迄 (新潮文庫)

彼岸過迄 (新潮文庫)

 

青空文庫彼岸過迄

http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/765_14961.html

 

彼岸過迄』は、お彼岸と全く関係ない内容である。連続するストーリーだが、いくつかの短編に分かれていて、短編ごとに話者が異なる。

漱石の作品は面白い。けれど、それは推理小説のようなカラクリがある面白さとは違う。だから、いわゆるネタバラシの対象にはならない。

この点は、村上春樹も似ていて、村上の作品にも、ネタバラシになるようなストーリー展開はそんなにない。夏目漱石村上春樹も、ストーリーの面白さに魅力があるのではなく、その語り口・文章・描写力といったところに魅力があると思う。

 

地下鉄サリン事件からもう22年も経過した。

日本社会の内なる闇であったオウムの影は、この20年ほどの間に、どのように変化していったのか。

オウムは決して人ごとではない。この事件を通じて、自分たちがどのようなメンタリティを有しているのかを、良識ある人たちは痛感したに違いない。

当時、オウム真理教を狂った教団と呼んでいた人たちもいた。しかし、その態度は、オウムの問題から目を背けているだけである。

オウム事件が残した問題は、現在も課題として、山積みにされている。

the ORIGIN

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 安彦良和の自叙伝が発売された。

機動戦士ガンダム、数々の歴史物を描いてきた安彦が、自身の履歴と作品を重ね合わせる。

昔、ウルトラマンの誕生背景に沖縄問題があったということが話題となったけれど、どんな作品にも、それを作り上げる切っ掛けや背景がある。

アニメファンにとっての聖人とも言えるガンダム

そのガンダムにも、人間的な創作物語があった。

原点 THE ORIGIN

原点 THE ORIGIN

 

 

私の家には、赤ん坊の頃から大量に本があった。

幼い頃、絵本を読むのが何より好きで、幼稚園で年に2回渡される絵本の日が待ち遠しかった。

現在は、自分の買った本で部屋が溢れている。

今まで読んだ本で自分に影響を与えた本ってどれだろうと思った。

 

旺文社の『図説 日本の歴史』 全9巻くらい、が小学生時代のお気に入りで、繰り返し繰り返し写真を見たり、本文を読んだりした。

今はもう絶版なのかもしれない。

それと、題名は忘れたけれど『歴史上の人物辞典』みたいな名前の本。この本は、風邪で学校を休んだ日に、寝ながらよく読んでいたなあと思った。

シャーロックホームズシリーズや明智小五郎シリーズもよく読んだ。

 

過去の読書履歴を振り返って一番影響を受けたのは見田宗介の『宮沢賢治』だと思う。

宮沢賢治―存在の祭りの中へ (岩波現代文庫―文芸)

宮沢賢治―存在の祭りの中へ (岩波現代文庫―文芸)

 

 特に宮澤賢治ファンでもないのだが、この本の宮澤賢治分析には衝撃を受けた。

この本からは様々な滋養を得ることができるけれど、例えば宗教活動との関わりについて考えるためのヒントも得られると思う。

 

現在はシステムの転換期。

過去のシステムが綻び、少しずつ新しいものに変化していく。多くの人が暗闇の中、手探りで次のシステムを構築していっている。

自分の原点。それは変わらないし、変えられないし、その地点からどこまで遠く歩んでいけるか、それは楽しく魅力的なことだと思う。

現代都市で生きる私たち

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 しばらく本屋にもゆっくり行っていなかった。

そんなに読みたいものも頻繁に発売されるとは思っていなかった。

時間の非実在性 (講談社学術文庫)

時間の非実在性 (講談社学術文庫)

 

 と思ったら、マクタガートの時間論が発売されていた。

まさか、今頃こんな本が出されるとは思っていなかった。訳者の永井均の文章が全体のほとんどを占める本で、デリダフッサール幾何学の起源』と同じような体裁になっている。

日本の起源 atプラス叢書05

日本の起源 atプラス叢書05

 

  この本は、前から気になっていた。というのは、与那覇潤『中国化する日本』が面白すぎて、彼が他の著作で何を語っているのか気になっていた。

学校で習った日本史は出鱈目とは言わないが、現代歴史学の最前線から見た日本史がどういったものかを知るのは、少なくとも私には重要である。

ブラタモリ (1) 長崎 金沢 鎌倉

ブラタモリ (1) 長崎 金沢 鎌倉

 

これは、時々ちらっと見ていたのだが、書籍化されて何となく気になっていた。数冊出ていたけれど、第1巻から読まないと気が済まない。

これを読んで旅に行くと面白いと思う。 

へうげもの(1) (モーニングコミックス)

へうげもの(1) (モーニングコミックス)

 

  こちらは飛び飛びで読んでいたのだが、kindle無料本で出ていたので最初から読んでいる。本能寺の変に至る経緯が、利休・秀吉ルートの謀りごとだったという説を採用している。本能寺の変の前後の出来事が詳しく描かれているので、明智光秀の三日天下というものが、どういう推移を辿ったかがよく分かる。

光秀は、素早く高松より帰った秀吉にさっさと討たれて、逃走中、農民に殺されたので、天下人如き数日が空白状態のままというのが、一般的なイメージであった。

 

 コーエン兄弟作品。

ノーカントリー』は見たことがあるが、彼らの作品をどこか敬遠していた。

見たいなと、ふと思って見たら、不思議な色付けで悪くないと思った。

些細なエピソードが多々出てくるが、それが映画らしいと思えた。映画って、普段は見てないような部分を、拡大して示してくれるところがあると思う。

 

 

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写真を整理していたら、年末に撮った里親探しのワンちゃんの写真が出てきた。

彼に里親は見つかったのだろうか?

私は里親のボランティアをしている人の気持ちは分かる。私もなんとかしたいと思う。

同じように、宗教活動をしている人たちも、世の人を救いたいがためにやっているのかなと思う。そういう人がいても不思議ではないと思う。

 

今週は村上春樹の新作が発売される。

彼の本は読みやすいけれど、内容は分かりにくい。彼は『海辺のカフカ』が出た頃に、自分は「現代都市で生活する人々の生態」を描いていると語っていた。

この言葉は村上作品を理解する上で、一つのヒントになると思う。