朝起きて、よし九州に行こうと思って、行ってきた。
日帰りである。
関西から東京に行くのと同じ感覚で西に行けば、3時間で博多に到着する。
電車の中では結構、寝ていた。だから、博多に着いて新幹線から出ると、京都とあまり変わらないホームの風景で、本当に博多に来たのだろうか?と疑った。
博多に来たのは初めてである。だから全くどこに何があるのかも分からない。
博多は大都会である。駅をうろうろしているだけで、やたらと人が多く、建物が密集していて暑苦しい。
ひとまず、福岡の地下鉄がどんなものか乗って、大濠公園に行ってみた。
なぜ、大濠公園に行ったか?
博多のことは何も分からなかったのだが、地下鉄の路線図を見ていると、大濠公園駅というのが目に止まって、確か、長渕剛がまだ駆け出しの頃に歌っていた歌に、大濠公園という歌詞があったのを思い出して、どんなところなんだろうと思って行ったまでである。
都内や地方都市にもよくある大型サイズの公園である。
魚釣り禁止区域というのがあった。どこの公園でも魚釣り禁止と謳っているところは多いけれど、写真のように、きちんとデザイン札を作ってある公園は初めて見た。
大きな池があるところは、都内の洗足池公園、井の頭公園、石神井公園などに似ているし、規模も同じくらい?かなと思った。
こういう公園が近くにあると、結構便利というか落ち着ける。
私もいくつかの県で大きな公園の近くに住んでいたことがあるが、ゴロンと横になって本が読めるし、自然の中にいると落ち着く。
東京が大都会と言いながらも住みやすいのは、こうした大きな公園をはじめとして、自然が、人工的なものであれ、かなりの部分を占めていることは大きいと思う。
あまり考えずにやって来たので、この後どうしようか迷ったのだが、日帰りしたかったので、九州の奥には進まず、本州に戻り、下関に行ってみた。
子供の頃、まだ10代の小学生の頃、家族で何度か九州に行ったことがあった。
鹿児島、宮崎、長崎、熊本に行った。
だけど、それは遠い昔の家族旅行で、何となく覚えているという印象でしかない。
今回、九州の玄関口である博多や小倉に触れたことで、この先に、大袈裟に言えば、まだ見ぬ未知の大陸が横たわっている感を抱いた。
JR九州では、13000円で、3日間九州内乗り放題というお得チケットがあるらしく、いつかまた切っ掛けがあったら、その切符を使おうと思う。
九州は私にとっては、異国、炭鉱の町、焼き物の町というイメージがある。
アジアに近いからというのもあるのだろう。頑強な男たちが住まう熊襲の国に、隼人の国に、そのうち行きたいと思う。
私の近頃の旅行は、食べ物や観光というよりは、写真を撮りに行くのが目的になっているから、写真さえ撮れれば、それで十分である。
下関では、駅から少し歩いたところに、30階くらいのタワーが聳えていて、これに登って、眼下の下関の町を撮影した。
目の前に見える島は彦島である。
関門海峡と関門橋
壇ノ浦の戦い、巌流島の決闘、下関戦争と言った歴史上の事件が、この地で繰り広げられた。
下関は幕末の志士、高杉晋作と縁が深く、彼の墓も下関にある。
幕末の志士たち、坂本龍馬や高杉晋作などは、何か颯爽と現れて日本を変えて若くして死んでいった、というイメージがあるけれど、そういうイメージだけが先行して、幕末において、彼らが実質的にどのような貢献をしたのかは、多くの人にとって突き止められていないと思う。
下関駅前のホールか美術館の入り口広場
下関から一気に岡山市へ
岡山駅前の噴水
岡山はもうこれで、5回以上は来ている。だから町の勝手も多少分かっている。
歩き疲れていたので、岡山城へは行かず、駅前を散策して写真を撮るに留めた。
奉還町商店街
商店街近くの町並み
駅から続く歩道橋の階下
レンタ自転車の群れ
お盆休みということで、新幹線も切符を取るのは早い者勝ち。
人の移動が集中している。
駅前のホテル
また、少しずつ写真を載せていきます。