晩秋の醍醐寺を訪問した。
もうすっかり紅葉は片付いてしまう手前で、写真ではまだ色づいている様が窺えるが、現物を見ると、遅すぎたと言わざるを得ない。
人も疎らで、近所の人が散歩がてら来ている感じであった。
- アーティスト:カラヤン(ヘルベルト・フォン),ヤノヴィッツ(グンドゥラ),レッセル=マイダン(ヒリデガルト),クメント(ヴァルデマール),ベリー(ヴァルター),ウィーン楽友協会合唱団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2015/05/20
- メディア: CD
年末となり、あちこちで第九の演奏会が行われている。
私ももう随分前に、20年以上は前に、一度市民第九に参加したことがあった。
第九は合唱部分が特徴的で、みんなで歌えるという参加型シンフォニーに近年はなっているが、合唱部分が先端的なだけでなく、他にも色々と新しい音楽の要素が入っている。
各楽器が一体となってシンフォニーを奏でていたバッハやモーツアルトとは異なり、ベートーヴェンのシンフォニーでは、各楽器のソロパートを登場させて、彩りがあり技巧的な音楽となっている。
第九では、第三楽章の第三ホルンソロがその一つで、一度聞いたらその技巧的で美しい旋律は忘れられない。
たまたま読んでみたら面白かったので、嵌ってしまった。
勧善懲悪の時代劇お決まりのお話ではあるが、男女関係の絡みや畜生殺しの陰惨さなど、子供向けでない要素もあり、大人向けの劇画となっている。
島耕作のような現代社会へのベタな警鐘台詞がないのも、読んでいて疲れない。
冬休みはこれを読んで、過ごせそうである。56巻もあるのだから。
スターウォーズⅨは、上映後二日目に鑑賞した。
初日に見たかったのだが、度重なる忘年会で千鳥足になっていたから無理だった。
おそらく、全9作中、一番問題のあるエピソードだと思う。
このシリーズは、今から振り返ってみると、スカイウォーカー家のクロニクルというオチになるのだろうが、ルーカスが構想を立てた初期の段階では、スカイウォーカー家という明確な枠組みがあったわけではない。
ともかく、40年以上の長きに亘って、9作を世に送り出したことは奇跡的だと思う。
寅さんも、スターウォーズに合わせたかのように帰ってくる。
寅さんの最新作を見た。
観客には年配の方が多かった。昔を思い出して見に来たのだろう。
いつもの寅さん映画と違い、笑っている人もいたが、泣いている人もいた。
感動する場面に泣いていたというのではなく、過ぎ去った過去の映画を見ることで、もう戻って来ないあの日々のことを思っていたのだろうか。
映画少年だった小中学生の頃、数多くの映画を見た。
洋画も邦画もたくさん見た。寅さんもたくさん見た。脚本もたくさん読んだ。
映画を見ることが自分の支えの一つであり、スターウォーズの物語にも寅さんの物語にも勇気づけられた。
映画を必要としていた時期は、映画の登場人物になることで、その映画を生きていた。
だから、映画の物語がないと生きづらかった。だけど今は、映画の物語にのめり込むのではなく、映画自体を客観的に見られるようになった。
年が明けて、令和2年となった。2020年代突入である。
今年の目標は、今まで学んできた学問を、生活レベルの事柄と融合させて、生きづらさを解消していくこと、そして、様々な日常の事柄を難しく考えず、普通のこことして考え応答すること、それから、自分の心、人の心というものを冷静に見つめて、心を分析すること。
私の人生もいつ終わるかも分からない。若い頃とは違い、闇雲に突っ走るのではなく、これから先を見据えて生きていかねばならない。
年老いて死んでいくのが怖いのではない。残った人たちに負担や迷惑を掛けることは、したくはないだけだ。
3連休の週末
オーロラは見に行けないけれど、鉄道の旅もいいな、駅弁を食べたりしてね。