先日、仕事仲間で呑みに行った。
最初はビールと決まっているが、私はビールは飲まない。居酒屋でのビールは、あまり好きではないからだ。
職場のどうでもいいような話で盛り上がり、ちらほら本音も出て、それなりに飲み会の本分が素直に出た、カタルシスなカタルティックな場となった。
高層ビルの一部屋で、ベルギービールやドイツビールをゆっくり飲むなら、ビールもいいなと思う。
飲み会でビールを一気飲みしないのは、ベロベロに酔わされないように、私はあまり飲めませんとアピールする戦略だと思われがちである。
意図せぬ戦略ともなりうるが、私はただビールではなくて、他のお酒が飲みたいだけである。
まあ、好きなものをゆっくり飲み、味わうのが骨休めになるだろう。
今日は夕方、山科盆地を歩いてみた。山科駅前しか見ていなければ、どこにでもある平凡な駅のイメージだが、駅北や町の中を歩いてみると、やはり歴史のある町である、時間の堆積が感じられる。
昭和時代の建物、もう営業していない商店の古ぼけた入口、列車がごとごと音を立てて走っている側を、そそくさと荷物を抱えたおばあさんが通り過ぎて行く。
駅の北側には、神社やお寺が山の麓に佇んでいる。
山科疏水沿いに、ランニングコースを備えた遊歩道が続いている。鬱蒼と茂った木々の間から、夕暮れ近くの陽の光が差し込んでくる。
遠くの方には、醍醐山やそこから琵琶湖方面に続く山並みが見渡せる。
大石内蔵助も山科盆地で、今と変わらぬ風景の一部を目にしたことだろう。
京から発進する東海道は、幾多の歴史のうねりを乗り越えてきた。
だから、少し東海道を歩くと、言葉にならない霊感とともに、そこに残された強者たちの面影を感じることができる。
膳所駅に行った時も、少し街中を歩けば、ここが並々ならぬ歴史を背負ってきた町だということが分かる。
時の流れは、簡単には消せない。歴史の重みは幾十にも幾十にも積み重ねられて行く。
閑話休題。
お腹も空いてきたのですが、食べ物はなんでも食べられます。大食漢です。あまりにもたくさん食べるので、どこの職場にいても、驚かれます。だけど、食べるわりには太りません。
作るのも好きで、料理の本を買って、順番に作って、作れる料理のレパートリーを増やしていました。
自分で作って食べる場合、一番好きな料理はハンバーグ、オムレツ、とんかつ。
オムレツは、具に色々なものを組み合わせて作るのが面白い。一番好きな組み合わせは、シメジ・ホウレン草・チーズです。これは、やっぱり美味しい。
遠き山に陽は落ちて。
夕方になってきたので、カラスも寝ぐらへ帰るみたいです。
日曜日なんて、あっという間に終わってしまう。
ちらほらとランナーが走り抜けて行った。
私も近頃は全くランニングもやらなくなった。スポーツもしていないし。水泳かスケボーか登山か、スポーツするなら一人でやりたい。
集団スポーツは嫌いじゃないけれど、本格的にやるのでなければやりたくない。
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『陽だまりの樹』。幕末を駆け抜けた人間たち。
私たちも今また、「歴史の第二の巨大な曲がり角」という、とてつもなくダイナミックな急カーブを曲がり続けている。
わたくしはこのでこぼこ凍ったみちをふみ
このでこぼこの雪をふみ