今週末、今日から泊まりで、友ヶ島に行こうかなと思っていた。
海と島に触れたいのと、写真を撮りたいという理由からだ。
だけど、12月からフェリーの時間の変更もあって、泊まりで行っても土曜丸一日潰れてしまうから、週末休めるのは日曜日だけになってしまう。
だから、結局、止めてしまった。
友ヶ島。
和歌山市から近郊の加太港まで行って、フェリーで渡れば行ける、ラピュタの島。
ここには日本軍の砲台などが残されている。
日本にも正式な軍隊が1945年まで存在した。明治・大正・昭和という時代は軍隊とともに、近代化・富国化していった。
日本軍の位牌を肌で感じることは、日本の近代史をより身近に知ることに繋がる。
海、建造物、自然など、この島に行けば、撮影したい被写体も多いなと思っていた。
また、時間があるときに行こうと思う。
戦争は絶対にしてはいけない。
けれど、世界の歩みは戦争とともにあったし、これからもそうだろう。
だから、戦争というものから目を背けてはならない。
宮崎駿作品の隠されたテーマは戦争、それも日本軍の戦争である。
それが何を意味していたのか、彼はいくつかの作品で描いている。
友ヶ島に行けば、日本軍の何かが分かると思った。
そして、軍隊不在の現在を少しは知ることができると思った。