ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

走り抜けて見返る、追い越されて立ち尽くす

友人、恋人、夫婦、親子、先輩後輩、、、。世の中には、様々な関係が存在している。

仲がよくても、突然悪くなったり、全く交流がなくても、急に話始めたり、、、。

 

でも、一番堪えるのは、長い間仲が良くて、急にすれ違い始めるということではないだろうか?

人は、ずっと同じというわけではない。長い時間が経過して、人間関係の軌道が大きく湾曲してしまうことは多々あると思う。

その軌道は、波のように上下する修復可能な場合もあれば、取り返しのつかない場合もあると思う。

 

走り抜けて見返る人、追い越されて立ち尽くす人。

 

こうした男女関係の一つのシーンを、ミスチルの「水上バス」は歌い上げている。

Mr.Children-水上バス 【横浜シーバス】 ぷかり桟橋~横浜駅

 

買ったばかりのペダルを

息切らせて漕いでは桟橋へと向かう

深呼吸で吸い込んだ風は

少し石油の匂いがして

その大きな川に流れてた

 

君を待ってる 手持ち無沙汰に

ぼんやりした幸せが満ちてく

向こう岸から ゆるいスピードで

近づいてくる水飛沫は君かな?

 

 水上バスの中から僕を見つけて

観光客に混じって笑って手を振る

そんな透き通った景色を 僕の全部で守りたいと思った

 

君乗せて漕ぐペダルにカーラジオなんてないから

僕が歌ってた

そのメロディーに忍ばせて

いとしさの全部を

風に棚引かせて歌ってた

 

この間偶然見つけたんだよ 新しいカフェ きっと気に入るよ

君と過ごす日のことをいつでも シミュレートしてこの街で暮らしてるんだ

 

夕陽が窓際の僕らに注ぎ

君は更に綺麗な影を身につける

君への思いが暴れ出す

狂おしいほど抱きしめたいと思った

 

川の流れのように

愛は時に荒れ狂ってお互いの足をすくいはじめる

僕が悪いんじゃない でも君のせいじゃない

「さよなら」を選んだ君はおそらく正しい

 

 悲しみが満ちてく

僕は待ってる 今日も待ってる

想い出の中に心を浸して

 

水上バスの中から僕を見つけて

観光客に混じって笑って手を振る

そんな穏やかな景色を巻き戻すように

川の流れに沿って

ひとりペダルを漕いで