先日、ある会社で起こった過労死の記事を見た。
過労で自殺したということだった。
私も新入社員の頃、膨大な資料・書類の整理、膨大な案件の処理、膨大な数の稟議書作成、会議・勉強会などのセッティングと毎日向かい合っていたけれど、そのこと自体に苦しさを覚えたことはあまりなかった。
私が怖かったのは、会社の空気に染まっていくことで、大袈裟に言えば、人間性の脱色が進行していくということだった。
現在、格差社会、中流転落社会などと言われて、今までとは劣る生活を強いられることの恐怖が蔓延している。
勿論、格差社会という現象自体は正確に把握しておく必要があるが、格差社会を恐れるのではなく、その中で、自分はどんな戦略を立てて生き抜いていくのか、冷徹な頭脳で考えていくことにこそ、生きる醍醐味があると思う。
とは言え、現実の生活を生き抜いていくことは、確かに大変なものであると思う。世の中には本当に様々な価値観や期待水準を持っている人がいるし、幸福度も人それぞれだ。
戦略と言えるほどのことでもないけれど、人の優れている点を発見して、それをよく観察して自分に取り入れることは、大切なことだと思う。何かと人は、人の悪い点を発見して揚げ足取りをするが、どの人にも優れた点は必ずあると思う。
これは、書物でもそうだと思う。注意深く読んでいけば、役立つ点は多々あると思う。
発見力、観察力、注意力、読解力。
今夜は大雨だ。
天気予報によると、今週からぐっと涼しくなるようだ。
現在は、未来社会へ向けての転換期だと思う。様々なシステムに綻びが生じて、新たな環境への適応が模索されている。
そうした時代に偶然生きていることに驚き、時代を切り拓いて行く逞しさを持ちたいと思う。
あまりにも突然に昨日は砕けていく
それならば今ここで僕等何かを始めよう