学生時代の友人から連絡があった。
声を聞いたのはもう10年以上は前だ。もっと前かもしれない。
結婚すると言って来た。結婚式に来てと。
彼はもう結婚しないと思っていた。このご時世、独り身で生きていく人も多い。彼もその中の一人だろうと思っていた。
不思議な気がした。
近頃、ぱったりと止んでいた結婚式への出席が増えて来た。
世の中、少しずつ変わって来たのかもしれない。
幸せな人たちが増えるのは喜ばしいことである。
久しぶりに東京へ行くことになりそうだ。
人生の大半を過ごした東京は、私にとって記憶に溢れた街である。
数年離れた東京を見て、私は何を感じるのだろう。
私にも伴侶がいればいいなと思う時もある。
決して一人で気ままに生きたいわけではない。
話し合え、助け合え、信頼し合える人がいたらいいなと思う。
友人の結婚を祝福したい。おめでとう。
その記録をここに書き留めておきます。