仕事が早く終わったおかげで、久しぶりにゆっくりと本屋に寄れた。
現代思想2017年8月臨時増刊号 総特集=恐竜 -古生物研究最前線-
- 作者: 小林快次,佐藤たまき,冨田幸光
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2017/07/31
- メディア: Kindle版
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20代の頃、毎号読んでいた『現代思想』も、最近はそんなに読まなくなった。
今回の臨時増刊は「恐竜-古生物研究最前線-」であった。
最初のインタヴューを少し読んだら、滅茶苦茶面白かったので買った。
恐竜学など全く知らない私には、自分がイメージしている恐竜の世界と最新の研究における恐竜の世界が如何にかけ離れたものか、その点にとても惹きつけられた。
例えば、以下の論点がある。
- 恐竜から鳥へと進化したルートがあった。
- 骨の軽量化によって、恐竜の巨大化が起こった。骨の軽量化は、鳥類が飛翔することになった要因でもある。
恐竜が30メートルまでに巨大化できたのは、骨の軽量化が要因であり、骨が重いとどうしても巨大化に限界がある。象やマンモスなど哺乳類の骨は重いので、5メートルが限界である。
鳥が飛翔できるようになったのも、骨の軽量化が要因で、恐竜と鳥の共通性がここにある。
こうした記述を読むと、本当に面白いなと思う。
20代に親交のあったペルー人一家の息子が、恐竜好きであり、日本で学費を貯めて、アルゼンチンで恐竜学を学びたいと言っていた。
アルゼンチンは恐竜化石の宝庫である。
日本では福井県が恐竜化石のメッカであるが、日本列島と恐竜という組み合わせは、もう一つピンと来ない。
だけど、「むかわ竜」という恐竜が北海道で発見されて、日本の恐竜の生態も少しずつ分かって来ているみたいだ。
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筒井康隆は面白いと思うのだが、「文学部唯野教授」を読んだくらいで、どちらかと言うと今まで敬遠して来た作家だ。
『家族八景』は、読心ができる七瀬が、お手伝いさんとして様々な家族の元に出入りするのだが、筒井康隆流の戯けた文体ではなく、割と読みやすい真面目な文章で書かれている。
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断続的に、西洋史・日本史・東洋史といった歴史学に触れずにはいられない。
特にローマ帝国に関わる事柄は、気になってしまう。
ハンニバルは、カンネーの戦いでの戦略が有名だけれど、過去の歴史を資料によって浮かび上がらせるのは、恐竜学をはじめとする古生物学と似ている。
新しい資料や化石が見つかれば、それまでの通説は覆される。
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『あさひなぐ』が映画化された。
子供の頃、剣道を嫌々やっていた私は、『あさひなぐ』とはまた違った風に武道と接していた。
剣道の袴や面や小手の、匂いの強烈さは、今でも鼻に残っている感がある。
鬼のような指導官の怖さや練習前の逃げたくなるようなプレッシャーは、子供だったからなのだろうか?
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今日は雨降りのため、自宅で仕事の資料作りをしていた。
エクセルは使えば使うほど、技を覚えたりして、よりサクサク作れ上達していく。
ただ、パソコンを使うと時間があっという間に過ぎていくので、要注意だ。
それにパソコンの設定やトラブルは、本当に時間があるときに集中してやらないと、滅茶苦茶時間がかかる。
近頃のパソコンは機能も向上し、バグも減って来たし、そうでもないけれど、windows95/98時代のパソコンだと、トラブルが多かった。
パソコンも、ようやく身の回りに普通にある家電製品の仲間入りをしたのだろう。