1週間ほど、書いていませんでした。
いつもより帰りが遅くなることが続いたので、書く力がありませんでした。
今日は、台風のために仕事を早く切り上げることになったので、随分と早い時間に帰ることができました。
現代人の生涯は、どの人も違った人生を歩んでいるように見えて、どの人も現代という時代のフォーマットを纏って、その生涯を歩み続けます。
中世や古代の人とは違った生涯。
例えば、私たちは、強力な王権や首長の元で日々生きながらえているわけではなく、また、宗教的な力を信じて生きているわけでもない。
私たちの人生は、そうした魔術的な影響を脱して、理性的に・合理的に・科学的に生きているように思えます。
だけど、神や王や宗教といった超越的な存在から自由というわけではない。
漠然と言えば、個人の外部に超越者がいるという関係から、個人の内部に超越者がいるという関係にシフトした、と言えるのではと思います。
、、、小難しい話を書くつもりはなかったのですが、今日、台風で早帰りして、いつもと違う状況に身を置いたら、私たちの生活というものも、当たり前のようで当たり前のようでない、そういう感覚がすごくしたのです。
台風が来なかったら、いつものような時間が過ぎていった。
だけど、台風が来たから、違う時間が流れた。
台風など普通にやってくることなのですが、そこに世界の亀裂みたいなものが走っているように思えました。
1秒違えば、違った風景が見えてくる。
私も、自分が本当は何をしたいのかが、少し分かりかけたように思えました。
当たり前のように過ぎて行く時間、それもいいけれど、少し変化を与えるだけで、似ているが違った光景が目にできる。