20代の風景というものは、あると思う。
物憂げでも、未来が果てしなく続き、街でたまたま出会った音楽に、自分の明日を空想し重ね合わせる。そんな心象風景。
20代は何かを見ているのだけれど、もっと大きな構図は見えていない。
それが若さの風景。
30代も、最初はそんなに変わらない。
でもいつからか、20代から30代へと移行していく。
いつ30代に越境するのだろうか?
Nice Japan song 很好听的日本歌 - INNOCENT WORLD
Mr.Childrenの「innocent world」は、この越境についての風景に、一つの答えを与えてくれるように思う。
もう無垢ではない。そうした世界は過ぎ去った。だけど、懐かしい。
過ぎ去ったinnocent worldを懐かしみ、追憶の風景にしてしまえる地点に立つこと。
これこそ、30代という新しい世界に身を置いたことになると思う。
マンションの5階の一室のベランダから朝の光を感じた時、何を思うか?
このことからも、20代と30代の違いは語れると思う。