直島の港近くに展示されているオブジェ3つ。
茫漠とした空間と時間。
次の高松行きまで3時間ほどある。
島全体を見ることもできたが、港近くでウロウロ。
待合場所で、本を読んだり、ゲームをしたり、ウトウトしたり。
島の時間は、東南アジアやラテンアメリカの時間の流れと似ている。
齷齪しない。成り行きに任せて、慌てない。慌てることなんて何もない。
直島から高松経由で今治へ。もう夕方。
今治はどこか、懐かしさを感じさせる。どこかで出会ったような街。
過去の記憶、過ぎ去った遠い昔の残影が浮かび上がる。
GW中のためか、日曜日のためか、街中はやけに、ひっそりしていて人の気配があまりない。
市役所前には、造船の町の象徴である船の巨大なスクリュープロペラが展示してある。
今治港。夕暮れ。船舶も港に帰ってくる。
灯台の奥の方に、来島海峡が見え、その先にしまなみ諸島が顔を見せている。
日没後、ホテルで借りた自転車で今治城へ。
ミニチュアのような、幻想的な、お城の全景が暗闇に浮かび上がる。
二条城もそうだけれど、今治城でも、夜、ダイエットのためか、ジャージ姿で走る人が数人見られた。
翌日は、JRで今治から松山へ。
松山は今回の旅では通過点。呉へのフェリーの発着点。