今日で2月も終わりである。
2月は私にとって特別な月である。誕生月だからだ。
私が生まれた日は大雪だったらしい。
226事件があった日も、東京は大雪だった。戒厳令下の東京。青年将校が跋扈する。
いつの時代も、時代を変えていく原動力になるのは若い世代である。同じものを見ていても、そこから汲み取る意味は若い世代と年長世代では異なる。
春が来ても、同じ春が来るのではない。
漫然と過ごしている人には同じ春かもしれないけれど、そうでない人には新しい季節の到来、昨年とは違う春の到来と感じられるだろう。
冬来りなば春遠からじ。
冬は春を伴って行進している。冬の裏には春が貼り付いている。
明けない夜はない。