また、気を取り直して、淡々と書いていきたいと思います。
一本の線を引き、違うようで似ている、似ているようで異なる世界について語っていきたいと思います。
_______________________________________________
私は犬が好きである。
けれど、ここ数年は早朝に出て行って、帰りも遅い時間だから、犬の散歩時間とズレてしまっている。
犬はどこに行ってしまったんだろう?
たまにスーパー前に繋がれているワンコを見ることがあるくらいだ。
犬がいたら、いつも声をかける。犬言葉で「元気か?」って。
猫もそんなに出会わない。
彼らは自由に動き回っているから、出会っても瞬間である。
人は、うようよいる。
どうしてこんなに人がいるんだろう。
人間のような高度な生命体が、よく誕生したなと思う。
これは一つの奇跡だろう。
除夜の鐘を中学生の頃、よく友達と撞きに行った。
帰り道、窓ガラスが曇った自動車にいたずら書きをして帰った。
12月。
何か終わりのようなものに向かって動いているひと月。
一つの年が終わり、新しい年が来る。
何も変わってはいないはずなのに、何かが変わった気になる。
文化という装置を持つ人類は、イメージの平面で生活している。
10秒違えば異なる世界に生きていたかもしれない。
可能世界は無限に広がっている。