昼から嵐山に出かけた。
遠い昔に一度行っただけである。人混みが凄かった。思い切り観光地化していた。
もちろん、今回も写真撮影である。
渡月橋の絶景を撮って見ようと思っていたけれど、雑誌にあるような写真を撮るのには、おそらくもっと広角の望遠レンズが必要で、私のレンズではちょっと無理。
橋の骨組みの辺りからダイナミックに撮ろうと思ったけれど、こちらも橋には近づけず無理。
私はいつも単独行動なので、カメラを持ってウロウロして撮影していると、盗撮しているんじゃないのか、という目で見られたりする。SNS時代、特に女性は敏感だ。
周囲の素人カメラマンを見ていて分かったけれど、撮影目的で来ている人の動きは、普通の観光客と違い、気に入った被写体を見つけるとしばらく撮影に没頭している。
実際、私もこの被写体は綺麗と思うと、何枚も何枚も角度を変えたり距離を変えたりして撮影してしまう。本当に没頭してしまい、周囲のことを忘れてしまう。これは本を読んでいる時の感覚に近い。
それに魚釣りにも似ているのかもしれない。いいアングルが見つかるまで懲りずに何度も何度もシャッターを切り続ける。
今日は昼から動き出したので、夕方になると西日が邪魔で撮影しにくい。
記念写真はいらない。納得できる写真を撮ってみたい。