「僕らタイムフライヤー 時を駆け上がるクライマー
時のかくれんぼ はぐれっこ はもういいよ
君は派手なクライヤー その涙 止めてみたいな
だけど 君は拒んだ 零れるままの涙を見てわかった
嬉しくて泣くのは 悲しくて 笑うのは
僕の心が 僕を追い越したんだよ」
僕と君は、前世か前前世か前前前世か分からないが、相手を知っている。二人は時を隔てて離れ離れになった。
私たちは、時を跨いでいくタイムフライヤー。でも時のかくれんぼは嫌だ。はぐっれこはもう嫌だ。
君は溢れるほどの涙を流すクライヤー、止めたって止めることなんてできない。
それは僕も同じだよ。
僕は嬉しいんだけれど、嬉しすぎて、笑うのを越えて、泣いてしまう。僕は悲しいんだけれど、悲しすぎて、泣くのを越えて、笑ってしまう。
嬉し過ぎたり、悲し過ぎたりすると、こうしたことは起こるよね。
それは、心=体の対応関係が崩れて、心が体と分離し、心が一人歩きして体を追い越し、体がそれを追いかけるんだ。
僕の心が僕の身体を追い越したんだよ。
僕の心が僕を追い越したんだよ。