日本語が理解できる我々には、J-POPを聞くと、どうしても言葉がメロディーと同時に耳に入ってくる。考え事や本を読んだりして言葉に接している時、そばで言葉が鳴り響いていると、邪魔になり集中できない。クラシックやジャズといった音だけの世界だと、邪魔にはならない。雨音や風の音も気にならない。
RADWIMPSの音楽は風景に溶け込んでくる。言葉がメロディーに溶け込んでくる。言葉とメロディーのバランスが、よくある音楽の、言葉に偏りすぎという感じではない。確かにしっかりとした内容の歌詞が流れてくる。けれど押し付けがましくなく、サラッと歌われている。それが心地よい。RADWIMPS。