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ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

道を聞かれるということ

街を歩いていて、人から道を聞かれる経験がある人はどれくらいいるのだろう?

私は、その見かけからか雰囲気からか、街に出ると、特に駅に行ったりすると、道を聞かれる確率が高い。ゆっくり歩いていたりすると、いきなり人が近寄ってきて、金閣寺はどう行くのですか?とか、サンシャインシティへは歩いて何分くらいですか?とか、アメ横はどうやって行くのですか?とか、尋ねてくる。

高校生くらいまではあまりなかったが、二十歳あたりから激増したように思う。人に道を聞かれるだけでなく、自衛隊の勧誘や宗教の勧誘や政治活動をしている人たちから意見を求められたり、その他にも数々の勧誘があった。若い頃は、そういう勧誘に対してうまく断ることができなかったし、何に対しても好奇心があったから、のこのこと色々な処に付いて行ったりしていた。

でも、ある程度行って飽きてくると、勧誘は全て断っていたので、結局、今残っているのは道を尋ねてくる人だけである。

人から声を掛けられた経験で、最も心に残っているのは、千葉県市川市にある団地のベンチに座っていた時のことである。

私はまだ二十歳くらいで、我が部のためにモーターボートの学科試験を受けに、遥々千葉県までオートバイを走らせてきていた。それで、試験場の近くの団地にオートバイを止めて、試験が始まるまでベンチに座って勉強していた。

そこに急におばあさんが現れて、私は目は全く見えないけれど私には分かります、あなたは信用できる、安心できる、人に好かれるでしょうと言って、私のそばに座って、しばらく世間話をしていた。私はその年に死んでしまった祖母に、同じようなことを言われたことがあって、ちょっと驚いた。

自分というものが人からどう見えているのか、正確には分からないものである。人を介して知るのも一つの方法である。