私はブログなどで文章を書いている時、考えて書くことに没頭してしまい、一体自分が何者なのか忘れてしまうような感覚になることがあります。それは読書している時にも起こって、本の世界に入り込んでしまい、一体自分が何者か分からなくなるような感覚になってしまいます。
仕事をしている時はそういうことはないし、音楽を聴いている時や映画を見ている時もそういうことはないのですが、なぜか文字の世界に対しては没頭して前後不覚のような感覚になってしまいます。
カフカは仕事を終えた後、仮眠をし、夜の10時頃から明け方まで執筆をしていたと言われています。カフカはその執筆時間こそが自分の本来の仕事と言っていました。カフカはそうした時間を作らないと生きてはいけなかったのでしょう。