ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

街が暮れていく、どの街も暮れていく

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休暇中、遠出はせず、神戸に行ってみた。

元町で降りて、海岸方面へ歩いてみた。もう夕方になっていたから、焦点の合わせにくい写真になりやすかった。

それでも、被写体は絵になるものが多かった。

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メリケンパーク入口付近の写真

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大震災のモニュメント

復興を遂げた神戸から、大震災に遭遇したことは想像し難い

過去の悲しい出来事も風化していく

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メリケンパークから見える突堤にあるホテル

背後には阪神高速が車少なに走っている

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ホテル、タワー、石のモニュメントたち

ざわざわと海の音が聞こえ、話し声も広い空間と波の音に消されていく

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スターバックスも、珈琲店であることを辞め、夜の情景となって浮かび上がる

緑の尾翼のようなアーキテクチャが、夜空にひときわ精彩を放つ

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神戸ポートタワーが、垂直に聳え立つ

強い意志を持ったロボットのように、高く高く空に向かっていく

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街が暮れて、あたりは寝静まり始めた

夜は一つの季節、毎日やってくる季節、そこには朝にも昼にもない顔を持った情景が映し出される

梅雨空と七夕と祇園祭のエレジー

f:id:jauma1th:20171103125657j:plain以前撮影した写真をランダムに並べてみました。

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 近頃、自宅の自動車を使うことが増えて来た。出勤時に音楽を聴くようになって来た。

数年前までは、当たり前のようにやっていたのだけれど、ここ数年、自動車も音楽も、使い方・楽しむ時間帯が変わっていた。

何か、自分に微かな変化が起こっているのだと思う。

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日常の切れはし、ぼやけた遠景がやがて近づいてくる。

近くなって遠のいていく風景

同じ景色をずっと眺めさせてはくれないのだろうか。

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珍しく先日、昼間自宅に一人でいました。

いつか、そう遠くない先に親はこの世を去り、この空間に自分一人になるのだろうな、と思いました。

暗い、悲しい話としてではなく、人の常として、いつかは迎える日常の一コマとして、そうなんだなと思いました。

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宣統帝の一生は、境遇は違えど、私の一生と相違はない。

朝に乗るバスが、死刑囚の囚人車だったら、と考えることがある。

楽しさ、苦しさという大雑把な言葉では表現しきれない感情

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もとから、日常的に腹を立てないけれど、近頃は増して腹をたてることがなくなって来た。

そういう人もいる。こういうことも起こってしまう。どれもが今まで遭遇して来たことの範疇に収まってしまうので、怒ることも驚くこともない。

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梅雨空も、それほど続かないから、雨もさして降り続かない令和元年の梅雨

七夕も過ぎてしまい、祇園祭も始まり、だけど、暑くないから夏という感じでもない。

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学生時代、7月といえば、ボートの練習に明け暮れていた。

お盆前、花火大会が行われる頃になると、練習は一旦終了した。

荒川の河川敷やボートコースの土手に座り、ナトリウムランプの橙色の明かりに照らされながら、暮れていく黄昏を眺め、花火の音を聞いた。

その時は、その音やその時いた空間や時間が自分の全てだった。過去も未来も考えはしなかった。

時代も変わった。人は、同じように見えても、社会の関数だ。社会が変われば人も変わる。

私は、理性的であるよりも感覚的な人間だ。自分が求めている感覚。その肌触りをイメージしながら、それに合致するものを見つけようとしている。

 

戸田ボートコースの橙色のナトリウムランプ

自分はそのぼんやりとした明るさに照らされていると、不思議な空間にいるような、そんな感覚がした。

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静かに打ち返す波のように

 

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昨日、旅の最終日、まだ行っていないところで静かな場所と思い、山口県周南市徳山に宿泊した。以前の徳山市だ。

ホテルの目の前に瀬戸内海が横たわっていた。静かに打ち返す波の音が、桟橋にあたり、岸にあたっては、微かなざわめきとなって消えて行く。

遠くの方には大小様々な島が点在し、その間を縫うように、タンカーや漁船や砂利船や遊覧船がゆっくりと走って行く。

時間がゆっくりとゆっくりと動いている。誰かがこのゆっくりとした時間を作り出している。それは海なのかもしれない。

怠けているのではない。ここでは、この時間の流れが普通なのだ。

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夕方頃ホテルに入り、あとはずっと部屋で過ごしていた。

こういう町もいいなと思った。お店がある訳でもなく、観光場所がある訳でもなく、しかし落ち着いていられる。

窓の外から見渡せる景色は、ありふれた駅前の風景だ。駅があり、駐車場があり、線路があり、港がある。

旅に、日常に、我々は何を求めているのだろうか。全てはありのままに動き、なんの不自然さもなく我々の前に姿を現わす。

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なぜめぐり逢うのかを私たちは何も知らない。

いつめぐり逢うのかを私たちはいつも知らない。

どこにいたの。生きてきたの。

遠い空の下。二つの物語。

 

中島みゆき「糸」

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誰もが、みんな、幸せに生きてくれればと思う。

それは私も同じ。誰もイエス・キリストのようにはなれない。

だから、静かに打ち返す波のように、生きていければ、それが一番の幸せだと思う。

蚊のいない夏、幽霊のいない夏

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旅も二日経過し、旅行というよりは、日常生活を普段と違った場所で過ごしている感覚になって来た。

昨日は熊本市から博多に向かい、だけど、相当な暑さでもう動きたくないと思った。

一先ず、博多駅前を撮影して記録に残しておきます。

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エスカレーターの利用も少ない。わざわざ屋外には誰も出ない。

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外を歩いている人はまばら。暑くて、屋内に入っている。

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朝日新聞楽天のビルが並んで立つ。

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ということで、普通の日曜日のように、丸善書店に行って本を買い、映画を見ることにした。

あたらしい狂気の歴史 -精神病理の哲学-

あたらしい狂気の歴史 -精神病理の哲学-

 

人間の精神ほど、身近でありながら理解しにくいものはない。

誰しもが持つ心・精神。

人であれば持っている精神には、それを通して解読・理解できる格子はあるのか。

missionimpossible.jp

博多駅に映画館があり、ざっと上映中の映画を見てみた。

『ミッションインポシブル フォールアウト』、『スターウォーズ ハンソロ』、『ジュラシックパーク』などが上映されていた。

直感で、フォールアウトにした。

上映されると、うたた寝をしてしまい、それと多数の新しいキャラクター登場で、人物相関が分からず、ストーリーもプルトニウム爆破阻止という辺りしかはっきりと分からず、でもアクションアクションの連続で、ハラハラドキドキ面では楽しめた。

 

そろそろ帰れということか?

外は暑すぎるし、博多は広すぎる。

 

今夏は蚊に刺されないように思う。暑さでいないのか?

幽霊の響きも聞かれない?

くまモンを追って

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熊本駅に到着。くまモンはどこにでもいる。

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中国・九州は路面電車が走っているところが多い。

長崎市鹿児島市熊本市広島市岡山市など。 

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くまモンスクエアを見つけた。

くまモンは有名だけれど、子供向けキャラクターかな。

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スクエアの中にある。楽しそうなくまモン

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ラフカディオ・ハーンの自宅。

『怪談』を書いた小泉八雲。そんなに日本が気に入ったのか。

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今日は休館日であった。

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熊本市の繁華街。

シャッター商店街ではなく、結構、繁盛している。

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エスニックなアジアのお店が並ぶ。

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美味しいらしい、カルビのお店。

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近頃、スマホのバッテリーの調子が悪く、昨日も直ぐにバッテリーが減ってしまい、ストレージの容量も少ないのでデータを保存できず、そろそろ買い替えかと判断して、熊本市で機種変更した。

iphone Xに変更し、おまけで、こちらも容量不足で死んでいるipadも安く購入して、これで、当分、スマホipadのことは気にせず過ごせると思うと、ホッとした。

こうした機器がなければ、生活しにくい環境になってしまっている。

 

熊本城撮影に来たのだが、大地震で、熊本城は二年ほどの間、閉鎖されていると知って、ショックだった。

近くのお店の人に聞いたら、かなり崩れているから閉鎖されているとのこと。

だから、今日はスマホのこともあって、観光ではなく、普通の休日として過ごす感じになった。

鹿児島市もそうだったが、熊本市も人や街に活気がある印象を受けた。

夏休みで若い人たちが街に出ていることもあるだろうが、人や街に勢いがあるように思えた。

 

ご飯を食べることも忘れて行動していると、自分のやりたいことがずっと続けられて、気分がいい。

ご飯のために時間を費やすのではなく、やりたいことのために時間を費やす。お腹が空いたら、食べたいものを食べる。これはなかなか、精神的にいい。

昨日、今日とラーメンばかり食べている。どれも美味しい。豚骨、細くて硬い麺、チャーシュー。私はこの3つが大好きである。 

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くまモンだらけの熊本市。早くお城も復旧されればなと思います。