ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

敢えて行動する

今度の日曜日は父の日らしい。 正直に言って、全く興味がない。 私にとって、家族・父親・母親という存在は、空虚で、欺瞞がはびこり、でもそれらに帰属しているという、厄介な存在である。 世間では、「家族は仲良し」が最善の家族像のように語られる。しか…

舵を切り、舵を切り

私が、何もかも忘れて没頭してしまう作業の一つは、編集作業だ。 特に、映像の編集は一度始めたら、早朝から深夜まで休みなく続けてしまう。 最近は、全くやってはいないし、現在手元には、iphoneがある程度である。 文章・画像・映像の編集。そこからは、思…

深夜に目を覚ました

昨夜は、知らない間に眼鏡を外して寝てしまっていた。 深夜3時、目を覚ました。 自分がいつ寝たのか、全く覚えていなかった。起きたときには、何が起こっているのかも分からなかった。 いや違う。そうではない。何かが変化している。この部屋の中で、前とは…

雨、僕は水色の中に

先日、仕事場で諍いがあった。 普段は仲の良い二人だが、環境や体調のちょっとした変化から、いつもは聞き流せる程度の一言が、聞き流せなかったようだ。 諍いは、仲が良いから起こる。関心のない間柄、表面的な間柄では、諍いなど起こらない。憎しみは愛情…

砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだよ

ずっと昔、まだ小学生の頃、秋頃だったろうか、夕方、自宅の庭から、見たこともない物体が飛んでいるのを目撃したことがあった。 それがどんな物体だったか、今ではうっすらとしか覚えていない。クラゲのような薄い白色をした飛行船のようなものだったと思う…

what he thought, what he wrote

体がこわばり、足が筋肉痛を起こし、首根っこが凝り固まって、鬱陶しくなる。 名古屋へ行き、晴天のもと、千種公園を散歩したら、そんな体の痛みも吹き飛んでしまうかもしれない。 朝から雨だった。明日は晴れるらしい。夜になっても、幽かに雨が残っていて…

人の闇に潜む神の冷徹な瞳

週末、夕方外に出たら予想以上に寒かった。 昼間は部屋にいて『ブレードランナー2049』を観たり、音楽を流したりしながら、仕事の準備をしていた。 この4月から部署の総責任者になったので、時間の流れ方が今までと違う。 これまでも責任者を、以前の会…

西城秀樹が死んだ

西城秀樹が亡くなった。 びっくりした。誰もが死んで行く運命にあるのだけど、驚いた。なぜなのだろう? 私たちの時代が少しずつ過去になり始めたことを、西城秀樹の死が告げ知らせているからだと思う。 人の死で、衝撃を受けたのは、祖母が死んだ時だった。…

「僕の不可避。」飛んで行くことが出来ないのならば

itunes始め、各配信サイトでMr.Childrenの全曲が配信され始めました。 とても喜ばしいことです。 Mr.children over 中文字幕 「over」など和製ビートルズばりの名曲は、現在聴いても素晴らしい。 Ryuichi Sakamoto:CODA スタンダードエディション [DVD] 出版…

自然体という癒し

テレビを全く見ない私が、先日、たまたまネットで放映していたNHK番組『プロフェッショナル』を見た。 スガシカオの歌がエンディングで流れる番組だ。まだ続いているんだと思った。 その回は、北海道の書店店主の仕事の流儀だった。 この店主は1万円選書と言…

GW、まずは睡眠

職場で、Aさんに「あなたが一番仕事がしやすい方法で取り組んでくれたら良いですよ」と言った場合、その影響で、Bさんの仕事がやりにくくなったとする。 反対に、Bさんに好きなようにやって良いよと言った場合、今度はAさんがやりにくくなる。 こういう場面…

戦略と曖昧さの隙間を生きる

あと1週間ほどでGWに突入する。 また、どこかに行こうかと思う。大分、富士山、紀州、金沢、舞鶴、倉敷など、候補はいくつかある。旅行熱がまた復活してきたみたいだ。 父親に連れられて、子供の頃から映画をよく見にいった。 邦画・洋画問わず、多くの作品…

喰種を超える宗教の陥穽

桜の時期もあっという間に終わってしまった。 今日、街中を歩いたら、桜の木はすっかり葉桜に変わっていた。 暖かくなる3月の終わり頃から、あの世の現し身のように、突然、桜は咲き誇る。 もしかしたら、この世以外の世界があるのかも知れない。 一瞬で咲き…

光と闇の未来(長崎探訪記3)

長崎、そこは教会の町、カトリックの町だった。 住民が全てカトリックというわけではない。おそらく、キリスト教徒はほんの少数だろう。 現在の日本は、非宗教的な国である。仏教があるといっても、信仰という名の元に宗教があるのではない。 しかし、イエズ…

旅は、忘却の遠い記憶を呼び覚ます(長崎探訪記2)

長崎の旅の途中で、どうした訳か、突然バックストリート・ボーイズ「shape of my heart」を口ずさんでいた。 帰宅してから、ふと、そう言えば、さだまさしって長崎出身だったなと思った。 シングルレコード「雨やどり」のB面は「絵はがき坂」である。 「絵は…

ロザリオとアトミックボム(長崎探訪記1)

新幹線、特急かもめを乗り継いで長崎市まで行ってきました。 長崎ちゃんぽん、坂の町、キリスト教、原爆。 今回の旅の動機は、長崎のこれらのキーワードには全く関係していませんでした。 九州のどこか。 小学生の時に一度家族旅行していましたが、長崎には…

夢を追う君へ 思い出して 躓いたなら

東京駅丸の内口 聖なる天蓋 SEKAI NO OWARI「サザンカ」 ホテルのテレビで、平昌パラリンピックのニュースを見た。 嬉しいのに 涙が溢れるのは 君が歩んできた道のりを 知っているから 思い出して 躓いたなら いつだって物語の主人公は 笑われる方だ 人を笑…

二条城、徳川将軍家の誕生と終焉の地

徳川時代の始まりと終わりの舞台になった二条城を撮影して来ました。 まあ、綺麗かな。 拡大写真 門の反対側。図柄が違う。 広いね。 こちらも凝ってる。 庭園に続く門。鐘が二つ見える。 どうなんだろう?庭はよく分からん。 割と気に入った門構え。 東山方…

春の嵐の後に

Apple Musicでは、4500万曲が1ヶ月980円で聞き放題である。 これは恐ろしくお得であり、音楽好きには堪らない環境である。1日に100曲聞いたとして、一生かかってもそのほんの一部しか聞けない。 この関係は、人との関係と同じである。世界に何億といる人のほ…

誰しも生きにくいと思う

忖度という言葉が世間でメジャーになって久しい。 数ヶ月前まで、この言葉は廣松哲学の中でしか見かけられなかった。一夜にして世間・世界は変わる。小さなこと・大きなことに関わらず。 ジョージ・フリードマン『100年予測』の序章には、20世紀の20年ごとの…

一番大切なことは目に見えない

前に行った尾道の写真です。 近頃は遠出もしなくなってきた。行きたくないわけではないけれど、旅行熱が下火である。 私は山よりも海の方が好きである。山も見るのは好きだけれど、登ろうとは思わない。 まあ、海も見るだけで泳いだりしないけれど。 旅行よ…

君の代わりに僕が炎上してやるさ

物理と化学と日本史が勉強したかったから、高校時代その三つを選択した。 大学時代、英語ではなく他の言葉を一つでも学びたかったから、英語の授業は取らなかった。 カール・ポランニーは、自分のしたいことを学ぶのが本質的なことだと言っていた。 理科系と…

現実は何処かで彎曲し別世界に通じている

何かの拍子に、いつも不思議だなと思うことがある。 それは、過去に知り合った人たちが今この瞬間、どこかで生きていることである。目の前にいないのに、どこかで生きているという事実。そのことがとても不思議に思える。 しかし、この不思議さは、簡単には…

私たちは自分が指指すものを見つけられない

西武線沿いに住んでいた頃は、東村山駅か所沢駅の立ち食いそばを食べて、駅近くの喫茶店に行くのが、週末のいつもの行動パターンだった。でも所沢駅の老舗の蕎麦屋は閉店してしまったとニュースで聞いた。 喫茶店に入って新聞や漫画や雑誌をぼんやり読んでい…

地震のあとで

阪神大震災から23年が経過した。 ニュースを見るまで忘れていた。こんなに大きな出来事も月日が経てば忘れられていく。 大震災の日、私は東京の自宅にいて、テレビで震災を知った。 驚いたので、関西の実家に電話をした。 同じ日本と言っても500キロ以上も離…

2018年、平成30年を迎えました

2018年、平成30年が到来しました。 平成はあと1年ほどで終了してしまいます。今から100年前は大正時代。 大正時代も15年と短かった。 平成も31年。短い。 冬休みは、読みたい本や見たい映画にひたすら関わっていました。 ブログのことは、何か書きたいなと思…

シェアリング、不確かな未来への舵

シェアリングが少しずつ認知されてきている。 住居、車、宿泊所、オフィスなどがそうだが、私個人だと、旅行先も含めて住まいをシェアするのは難しいと思う。 そもそも寛げない。プライベートな空間に他人が入ってくることがストレス。 新入社員時代、ホテル…

だらだらと

年末で仕事も休み。 ブログも浮かんだことを書いています。 お笑いを好きな人は結構いる。笑ったり・面白がったりしたいのは、人間の欲望の一つだと思う。 学生時代の友達に、セリーヌを研究しているフランス文学専攻の人がいた。彼はお笑いオタクを自称して…

光と闇の叙事詩 スターウォーズ

朝からスターウォーズ最新作を見に行った。 今回の作品は、ストーリーを再現するのが難しかったのだろうと思う。 技術的なSFXなどの問題ではない。 善と悪が絡み合う複雑な微妙なニュアンスをどう表現するのか? 全き善がいるのではない。全き悪がいるのでは…

patagonia、ズラタン、ウシュアイア

服、靴など衣類は滅多に買わない。 一度買ったら、3、4年は買わないで同じものを着ていると思う。衣類は欲しいものリストで後回しになるし、いいものを買ったら、なかなか傷まないから、まず買わない。 よく買うメーカーは、patagoniaという少し値段が高めの…