ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

音楽

デッサン、理解のための設計図

「絵画におけるデッサンとは、対象を理解するための設計図だ」 村上春樹『騎士団長殺し』に、そうした記述がある。 絵画の技法を、第三者として分析した時に出てくる言葉の一つだと思う。 絵画。音楽。映画。 いわゆる芸術と言われるものは、製作者の才能と…

あんまり覚えてないや

Mr.Childrenの「あんまり覚えてないや」は、人や物とのふれあいの蓄積を主題にしている。 好きだった女の子と一晩過ごしたこと 突然の奇跡のようなメロディーを思いついたこと けれど、あくる日になれば、その出来事もメロディもあんまり覚えていない 年老い…

桜並木の道の上で

今日は夕方から髪を切りに行った。かなり伸びていたからだ。 その後、祇園を抜けて八坂神社と円山公園に行った。桜はもうかなり散っていた。 まだ残っている桜を探しながら、知恩院を横目に華頂を通り、東山駅まで歩いた。 午前中は仕事の準備をしながら、ス…

2月になりました

明日から2月である。 節分、ヴァレンタインデー、mi cumpleaños、京都マラソン、、、。 SF小説に、春・夏・秋・冬がそれぞれ20年周期で移り変わって行く星という設定の物語があって、どの季節に生まれ、どの季節に老いを迎えるかで、それぞれの生涯が結構大…

空に悲しみのない街がいいな

昨日も一昨日も、机の前で何度も寝てしまった。相当、疲れていると思った。 やらなければならないことがあり、写真を撮りに行くことができない。 西武線の一部の区間で、通勤と帰宅時間に、追加料金を支払うと座れるようになるらしい。 西武線に限らず、東京…

雪の降る夜は楽しいペチカ

今日もまた、結構雪が降った。 雪が降ると、やっぱりかなり寒い。猫もコタツで丸くなりたいだろう。 あまり寒がりではないが、さすがに寒いので、フード付きの大きめのネックウォーマーを買った。 これではないのだが、こういう感じで暖かい。 purplecow(パ…

高層ビルの群れが蜃気楼に見える

五輪真弓の「空」をなぜだか口ずさんでいた。 と同時に、NHKドラマ「銀行」のことが思い出された。 残念ながらかなり前のドラマなので、ネット鑑賞はできなかった。 代わりに「メガバンク」という金融ドラマを少し見た。 高層ビルの群れが 砂漠の中の蜃気楼…

情熱があり、悲しみがあり、優しさがある

黄金の月 - スガ シカオ(SUGA SHIKAO) スピッツ / 若葉 前前前世 (movie ver.) RADWIMPS MV Mr.Children「Tomorrow never knows」Music Video 思いついた曲を4曲、貼り付けておきます。

何度だってやり直せばいい

ねぇ どんなやつだって いい人に見られたいって思っているんでしょう? そんな風に誰かの目を 気にしてる うす汚い自分はカバンにつけられて 揺れてる あのマスコットみたいです汚れたまんまで ぶら下がって いつかどこかになくなってしまう 『ねぇ それ、こ…

マーラー「夜の歌」

マーラー : 交響曲第7番ホ短調「夜の歌」第3楽章 Mahler: Symphony No.7 E minor III. Scherzo. Schattenhaft マーラーの長大な9つのシンフォニーは、一つの独特な世界を形作っている。 そこに描かれている印象的なモチーフ。数多くの楽器が奏でる複雑なオ…

アメノヒニキク、並行する異世界

RADWIMPSの新しいアルバムの中の新曲「アメノヒニキク」は何を歌っているのだろうか。 今日は灰色 今日は灰色 僕は水色の中に 今日は灰色約200グラム 重い 今日の僕らは約200グラム 重い 昨日よりも 約2、3センチ ずるい 今日の僕ら約2、3センチ ひりり 君の…

音楽を音楽として聴く

私は、どんなジャンルの音楽も好きである。 クラシック・ジャズ・洋楽・JPOP・民族音楽など、気に入ったものは聞いている。 もちろん、すべての曲を聴けるわけではないし、好きな曲が見つかれば繰り返し同じものを聞くから、新しい曲に出会えるのは先になる…

料理も、石の上にも三年

長い間、365日、毎日食事を作り続けてきた。外食をすることもあったけれど、基本的に自分で作っていた。 だから、スーパーに陳列してある野菜や肉や魚やその他、どこに何があり、大体いくらで売られているかもよく分かっていた。 料理も色々なものを作ってき…

週刊少年ジャンプ的な未来

今日は、寂しい一日だった。何だかあまり元気がでなかった。 週刊少年ジャンプ的な未来を 夢みていたよ君のピンチも 僕のチャンスと 待ち構えていたよ どこの何者でもない君も あの時の少年は 最前列で君のことを 君だけを見ているよ 君だけのヒーロー 君だ…

かっこ悪いかっこよさ

スガシカオ続きですが、「ふるえる手」という曲の歌詞です。 いつもふるえていた アル中の父さんの手 僕が決意をした日 やれるだけやってみろって その手が背中を押した 何度だってやり直せばいい 僕が描いた夢に向かって 歩きはじめたあの日を 忘れることな…

Mr.Children/Spitzの時代

1990年代、ミスチルとスピッツがJ-popの世界で台頭してきた。 ミスチルは当初、個人的な恋模様、生活模様を歌う音楽で、ビートルズの日本的・現代的模倣として登場した。それは嘗てのタイガースのような、ビートルズと同時代の模倣音楽の反復であった。 その…

ラーメン屋の松任谷由実

今週は予想に反して忙しくなった。 今日は帰りにラーメン屋に行った。店内で注文をして待っていると、有線から松任谷由実の曲が流れてきた。久しぶりに聞いたのだが、やはりあまり好きではない歌声である。 その声を私は生理的に受け付けにくいように思う。…

風邪は眠るに限る

風邪を引いてしまい、集中力があまりない。 私は咳がいつも残るので、喉痛や鼻水は治っても、咳がなかなか止まらない。 一眼レフカメラで撮影してみました。 スマホとはやはり違います。 スガシカオ 「月とナイフ」1999年 スガシカオの中で一番好きな歌の一…

走り抜けて見返る、追い越されて立ち尽くす

友人、恋人、夫婦、親子、先輩後輩、、、。世の中には、様々な関係が存在している。 仲がよくても、突然悪くなったり、全く交流がなくても、急に話始めたり、、、。 でも、一番堪えるのは、長い間仲が良くて、急にすれ違い始めるということではないだろうか…

匂いから花を知る、金木犀

毎朝、自宅を出ると、金木犀の匂いがする。その匂いは甘く、もうそんな季節かと確認してしまう。 その匂いが金木犀だと知らない頃は、一体この匂いはなんだろうと思っていた。どこから匂いがしてくるのだろうと思っていた。 金木犀だと知っている人ならば、…

コスモスの咲く頃に

コスモスは、秋の桜である。その桃色の花がとても可憐で美しい。 コスモスの咲く頃になると、夏もとうとう見納めで、あたりは涼しさに満ちてくる。 街を行き交う人たちも、落ち着きを取り戻して、夕暮れの買い物を済ませている。 スピッツは、コスモスに託し…

今日は何も書けない

今日は何か書きたいと思うのですが、何も書けない。理由はなんとなく分かるのですが、明確ではなく、モヤモヤしていて気持ちが悪い。 現在、豊洲市場移転問題で談合疑惑があるみたいですが、NHKの『鉄の骨』という談合を扱ったドラマは、談合の内幕を描いて…

「なんでもないや」、世界の否定から肯定へ

RADWIMPSの「なんでもないや」の、歌の題名「なんでもないや」という言葉は、歌詞の中に一度だけ繰り返して表れるだけである。 だから、多くの人がこの歌を聴いて、「なんでもないや」という言葉をスルーしてしまいがちだと思う。 けれど、題名にもなってい…

1993年の二つの歌、歴史の空白地帯

1989年にベルリンの壁が崩壊し、1991年にソビエトが崩壊し、冷戦時代が幕を閉じる。そして、2001年に9•11テロが発生し、新しい対立が幕をあける。 冷戦終結から9•11までの90年代は、どこかしら歴史が終わってしまった感覚があった。 この間の1993年には、例…

セカオワ、動物殺処分ゼロプロジェクト

年間で10万頭、1日で200頭以上の犬や猫が殺処分されているという。 ひどいと思う。彼らが殺されるのは、その多くが我々の責任である。 引きとれる人にも限りがあるだろうし、最期まで大事に育ててあげてほしい。 セカオワは、ブレーメンと名付けられた動物殺…

新世界

ドボルジャークの『新世界』は、彼がアメリカに初めて出会った時の印象を音楽にしたものである。全4楽章のこの交響曲は、どの章も素晴らしい旋律とリズムで、今まで色々な指揮者が様々な解釈で演奏をしてきて、こんなにも違うのかと思えるいくつもの演奏が…

アズテック・カメラ再来

ブックオフで偶然、ロディ・フレイムの名前が目に入った。 ずっと忘れていた。ずっと昔、よく聞いていた。懐かしい緑色のCDジャケット。裏表が緑色の、このCDがとても好きで、いつも机のそばに置いて聴いていた。 Stray アーティスト: Aztec Camera 出版社/…

BOSE sound、重低音はすごい

本が溜まりすぎて本棚を購入し、部屋をリニューアルした。 きれいに整理された部屋で、高めの位置に置いて、大きめのボリュームでboseのスピーカーをつけて驚いた。こんなに重低音がすごかったっけ? オーボエ曲をかけたのでコントラバスの低音がすごく響い…

僕の心が、僕を追い越したんだよ

「僕らタイムフライヤー 時を駆け上がるクライマー 時のかくれんぼ はぐれっこ はもういいよ 君は派手なクライヤー その涙 止めてみたいな だけど 君は拒んだ 零れるままの涙を見てわかった 嬉しくて泣くのは 悲しくて 笑うのは 僕の心が 僕を追い越したんだ…

RADWIMPSの意味

毎日、radwimpsの話題が絶えないが、ここしばらく彼らの音楽を聞いてハッとした。彼らの音楽は私に20代の頃の風景を思い出させてくれる。夢があり、日常生活があり、明日があり、哲学があり、なんでもある20代の頃を思い出させてくれる。年老いていき、何に…