聖書
忘年会のシーズンですね。 しかし、どうして年を忘れる会って言うんだろう。去りゆく年にありがとうでもいいのに。 年末には、瀬戸内方面に行って、島や海を見たいなと思います。写真もたくさん撮ってみたいし。 赤穂浪士の討ち入りも12月。クリスマスも12月…
1970年代に『言葉と物』が新潮社から出版されて以来、数多くのフーコー・チルドレンが彼の著作に群がった。ファッションとしてのフーコーは、その風貌の影響とともに、世間を風靡した。 『言葉と物』や『狂気の歴史』を携えていればかっこよく思われた。でも…
聖書は、冒頭からひたすら読もうとすると、おそらく、もういいよ読むのやめた、となる。こうした大部の書物を読むときは、全体の見取り図を確認しながら読むといいと思う。 それには、聖書自体を読む前に、予備的な知識を頭に入れてから読むのがいい。当時の…
新約聖書最後の文書『ヨハネの黙示録』は、新約の最後を飾るにも拘らず、新約の中で一番旧約的な文書です。バビロン崩落の預言を描くこの文書は、ユダヤ教徒や原始キリスト教徒たち、つまり虐げられた者たちへの共感と彼らの視点からの物語を活写しているか…
以前にも書いたように、現在、訳あって聖書を紐解いて読み始めている。聖書というと、多くの日本人は変な顔をするだろうけど、聖書はキリスト教の聖典であるだけでなく、歴史的文献としても重要である。よく町の壁などに聖書からの言葉が書かれていたり、そ…
モーゼから後継者を委託されたイスラエルの指導者ヨシュアは、旧約聖書のキリストと呼ばれている。 U2の『ヨシュア・ツリー』は、ヨシュアが天に向けて手を伸ばし、アイの町を攻撃した姿に似た樹木ヨシュアツリーをモチーフにしている。 Joshua Tree アーテ…
1990年代にジェイコブズラダーというベトナム戦争帰りの人物を主人公とする狂気の世界を描いた映画があった。この映画の題名は聖書創世記のヤコブの梯子から採られている。 シェーンベルクにヤコブの梯子というオラトリオがあるが、この作品はシェーンベルク…