ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

絵画

横に伸びる建造物、茫漠とした広場

写真の構図として、横に平行に伸びる構図、上の写真のように横長で整頓された落ち着きのある構図を撮影するのが、心地いい。 この写真は先日撮影した下関駅前のビルの写真です。 上の写真のような構図を、比較的有名な作品で言うなら、エドワード・ホッパー…

言葉とイメージが交わるところ

知り合いに、絵のとても上手い人がいる。 彼によると、物を見れば、そのイメージが頭に即座に浮かび、それを光が照らし出す物体として捉えて、紙に描き出すのだという。 彼は字も上手であり、字もイメージとして捉えて書き記すのだという。 私など絵心のない…

バベルの塔、ブリューゲルの壮大な遺産

東京・上野で、ブリューゲル『バベルの塔』展が開催されている。 壮大な構図、圧倒的な迫力で、見るものの息を止まらせる。 大阪にも来るらしい。行ってみようと思う。 babel2017.jp ブリューゲルは16世紀中葉のオランダを生きた画家だ。 農民画家と呼ばれた…

ドイツ映画ポスター展

先日、岡崎の国立美術館で開催のドイツ映画ポスター展に行った。 撮影禁止だったので、写真は撮れなかったが、一部屋だけのこじんまりした展示場だったけれど、アヴァンギャルド的な表現技法を駆使した、まさしくポスター!という感じのポスター群だった。 …

デッサン、理解のための設計図

「絵画におけるデッサンとは、対象を理解するための設計図だ」 村上春樹『騎士団長殺し』に、そうした記述がある。 絵画の技法を、第三者として分析した時に出てくる言葉の一つだと思う。 絵画。音楽。映画。 いわゆる芸術と言われるものは、製作者の才能と…

大阪南港の和やかな午後

浦沢直樹展が大阪南港ATCであったので、その周辺を少しだけ歩いてみた。 大阪南港には、フェリーさんふらわあこばると号が停泊し、正面には工場の煙突から垂直に煙が立ち昇っている。ATC前の広場には家族連れやカップルがのんびりと、傾きかけた太陽の光を遮…

Dalí

現在ダリ展が京都で開催されている。今朝知った。 以前、所用でスペインに行った際、バルセロナから足を運んで、ダリの故郷フィゲラスにあるダリ美術館に行った。電車で2時間くらいだったように思う。ダリらしく風変わりな作りの建物で、中で雨が降る車があ…

児島、ミロ、夕日

知り合いが週末、岡山県の児島にデニムを買いに行くと話していた。 岡山は私も何回か行って好きな町だけれど、児島には行ったことがない。児島は倉敷市の管轄にある瀬戸内海を臨む繊維業の町である。 倉敷市の大原美術館には行ったことがあり、そこで偶然見…

ホッパー、男女、アメリカ

ホッパーの絵には、男女が登場するものがいくつかある。 それはどんな男女の関係を表現しているのだろうか?解釈はいくつかありそうだ。 1920年代のアメリカは豊かな社会だった。これらの絵には豊かさの刻印が押されている。

青の時代、青い犬の目

ピカソに「青の時代」という一時代があったことはよく知られています。青という色もさることながら、それと共に、描かれた対象が乞食・娼婦・ギター弾き・盲人など、社会のはぐれものであるところが共感を呼ぶのでしょう。 ブログタイトルの「青い犬の目 ojo…