ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

日常

祇園囃子の響きはどこから聞こえてくるのか

祇園祭の宵山から帰ってくると、母親は真っ暗な土間の電気を点けた。真っ暗闇の中にぼんやりと辺りの輪郭が浮かび上がってきた。部屋の方にも薄っすらと明かりが届き、卓袱台や本棚が見えた。祇園祭の喧騒は夢のように搔き消え、音一つない空間に、雪駄のカ…

七夕、消え行く人、見送る人

先日、大雨のため、琵琶湖線が運転を見合わせた。たまたま滋賀県に来ていたため、電車に乗れず、タクシーもいっぱいで、二駅ほど歩いた。 西武線では、時々、飛び込み事故があって列車がストップした。またかと思って、池袋で時間を潰すことがあった。 自然…

ライサンダーとハーミアの夏の夜の夢

ライサンダーとハーミア、オーベロンとティターニア、ディミトーリアスとヘレナの恋物語は、円満に解決を迎える。 妖精パックの媚薬に惑わされて、恋模様が混乱してしまうが、夏の夜の夢のごとく、3組の男女は上手く鞘に収まる。 K教授の英文学の夏休みのレ…

100 years ago

昨日は、部下のミスの後始末で、本人ともども出勤した。 昼から長く伸びた髪を切りに行った。 ふと、髪を切ってもらっている最中、山口市に行ってみようかと思った。 結局、行かなかったのだが、行くつもりでいたので、新幹線で読もうかと思い、『文学界7月…

敢えて行動する

今度の日曜日は父の日らしい。 正直に言って、全く興味がない。 私にとって、家族・父親・母親という存在は、空虚で、欺瞞がはびこり、でもそれらに帰属しているという、厄介な存在である。 世間では、「家族は仲良し」が最善の家族像のように語られる。しか…

深夜に目を覚ました

昨夜は、知らない間に眼鏡を外して寝てしまっていた。 深夜3時、目を覚ました。 自分がいつ寝たのか、全く覚えていなかった。起きたときには、何が起こっているのかも分からなかった。 いや違う。そうではない。何かが変化している。この部屋の中で、前とは…

砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだよ

ずっと昔、まだ小学生の頃、秋頃だったろうか、夕方、自宅の庭から、見たこともない物体が飛んでいるのを目撃したことがあった。 それがどんな物体だったか、今ではうっすらとしか覚えていない。クラゲのような薄い白色をした飛行船のようなものだったと思う…

戦略と曖昧さの隙間を生きる

あと1週間ほどでGWに突入する。 また、どこかに行こうかと思う。大分、富士山、紀州、金沢、舞鶴、倉敷など、候補はいくつかある。旅行熱がまた復活してきたみたいだ。 父親に連れられて、子供の頃から映画をよく見にいった。 邦画・洋画問わず、多くの作品…

春の嵐の後に

Apple Musicでは、4500万曲が1ヶ月980円で聞き放題である。 これは恐ろしくお得であり、音楽好きには堪らない環境である。1日に100曲聞いたとして、一生かかってもそのほんの一部しか聞けない。 この関係は、人との関係と同じである。世界に何億といる人のほ…

君の代わりに僕が炎上してやるさ

物理と化学と日本史が勉強したかったから、高校時代その三つを選択した。 大学時代、英語ではなく他の言葉を一つでも学びたかったから、英語の授業は取らなかった。 カール・ポランニーは、自分のしたいことを学ぶのが本質的なことだと言っていた。 理科系と…

私たちは自分が指指すものを見つけられない

西武線沿いに住んでいた頃は、東村山駅か所沢駅の立ち食いそばを食べて、駅近くの喫茶店に行くのが、週末のいつもの行動パターンだった。でも所沢駅の老舗の蕎麦屋は閉店してしまったとニュースで聞いた。 喫茶店に入って新聞や漫画や雑誌をぼんやり読んでい…

2018年、平成30年を迎えました

2018年、平成30年が到来しました。 平成はあと1年ほどで終了してしまいます。今から100年前は大正時代。 大正時代も15年と短かった。 平成も31年。短い。 冬休みは、読みたい本や見たい映画にひたすら関わっていました。 ブログのことは、何か書きたいなと思…

シェアリング、不確かな未来への舵

シェアリングが少しずつ認知されてきている。 住居、車、宿泊所、オフィスなどがそうだが、私個人だと、旅行先も含めて住まいをシェアするのは難しいと思う。 そもそも寛げない。プライベートな空間に他人が入ってくることがストレス。 新入社員時代、ホテル…

だらだらと

年末で仕事も休み。 ブログも浮かんだことを書いています。 お笑いを好きな人は結構いる。笑ったり・面白がったりしたいのは、人間の欲望の一つだと思う。 学生時代の友達に、セリーヌを研究しているフランス文学専攻の人がいた。彼はお笑いオタクを自称して…

幸せなことはいいことだ

学生時代の友人から連絡があった。 声を聞いたのはもう10年以上は前だ。もっと前かもしれない。 結婚すると言って来た。結婚式に来てと。 彼はもう結婚しないと思っていた。このご時世、独り身で生きていく人も多い。彼もその中の一人だろうと思っていた。 …

白紙に設計図をしたためて

今年も残すところ、あと半月ほどである。 今年は何があったのだろうか? 平凡な日常が続いているから、いったいこの一年、身の周りで何か変化があったのか、分からなくなる。 このブログを見返してみれば、そう言えば、これは自分にとっては事件だったなと思…

新選組隊士一覧表、生き方と逝き方の不安と闘う、秋晴れの『世界の終り〜』

気がついたらもう霜月も後半である。 本に関して、書いておきます。 歴史のなかの新選組 作者: 宮地正人 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2004/03/25 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (2件) を見る 巻末に掲載されている「浪士組・…

地方都市、アン・ブーリン、第三の性

日常生活の買い物をする時は、近所のお店で必要なものが買える。ほんの30分もあれば、スーパーや雑貨店やコンビニを回り、用事は済んでしまう。 でもこれは、誰にでも当てはまる普通のことではない。 私の先輩のある人は、地方都市に出張で行くと、必ずその…

左右対称でない、波や草木の如く

ここ毎週、週末になると友達と飲みに行っていた。 私は誘われるとほぼ100%行くので、次回も誘われることが多く、そういう人が増えてくると、しょっちゅう飲んだり食べに行ったりすることになる。 でも、人といることが苦にならないし、帰りたくなったらさっ…

視線の先に対象がある

ここ数週間、週末になると部屋の衣替えを少しずつやって来た。 今週末は、もういい加減に完成させようと、一気にほぼ決着をつけた。 部屋の家具の置き方から、小さな小物の置き方まで、無理のない動きができるように 気を配って配置してみた。無駄なものを買…

歯を大事にしよう。生命に関わるほど歯は重要です。

私は、虫歯が全くない歯で、でもここ数年は、時々親知らずを抜いたりしに、歯医者に行くことがあった。 先日、ひどく下の奥歯の歯茎が腫れて、ご飯が食べられないので歯医者に行った。 虫歯か歯槽膿漏かと思ったのだが、6歳臼歯と呼ばれる歯の骨が細くなって…

空気の流れのように、心の流れるままに

秋に入り、衣替えならず、部屋の衣替えを始めました。 私は周期的に、部屋の家具・本棚・机・ソファを移動させ、現時点でより使いやすい配置に持っていけるようにしています。 今回気になっていたのは、半年前にimacを導入したため、机のスペースが限られて…

なんで君が泣いているのか分からない日もあった

台風がなかなか通過しない。 明日の朝、大丈夫なのだろうか。電車ストップ・遅延でバタバタするかもしれない。 非日常は子供にとっては嬉しいだろう。明日、学校休みかもしれないとか、午後からかもしれないとかで、ワクワクするだろう。 私も小学生の頃、授…

恐竜、七瀬シリーズ、ハンニバル、あさひなぐの日々

仕事が早く終わったおかげで、久しぶりにゆっくりと本屋に寄れた。 現代思想2017年8月臨時増刊号 総特集=恐竜 -古生物研究最前線- 作者: 小林快次,佐藤たまき,冨田幸光 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2017/07/31 メディア: Kindle版 この商品を含むブロ…

幻想の空間

ここしばらく、書いていなかった。 文章が浮かんで来て、これを書こうという瞬間が何度もあったのだが、残念ながら、仕事中や通勤途中であり、帰ったらヒラメキがなくなり、書く気がおきなかった。 私は、結構、頭の中に文章が浮かんでくる。ああ、こういう…

消え去ってしまった思い出、そしてまた未来の思い出に

Mr.Childrenの初期の曲を聴いていると、様々な風景や思い出が交差して蘇ってくる。 長く続く川沿いの道を、何度も何度も車で行き来した。橋を渡り、隣の町からその先の町へと車を走らせた。 鉄橋を越え、歩道を通っていく自転車。眼下の川には、砂利船が行き…

RAIN、雨の日も嫌いじゃない

先日、関東地方で落雷があった。 子供の頃、まだ避雷針がそれほど発達していなかったせいか、橋の上などで落雷にあって命を落とす人があった。 家で飼っていた犬は、雷を怖がった。雷が鳴ると、軒下に体をうずめた。 広い関東平野を自転車で走り回っていると…

あまり書けないけれど、近況を

映画「君の名は。」が配信され始めた。 なので、ここ数日、仕事の準備をしながら、バックに「君の名は。」を流している。 最初は、映画館で1回見ただけなので、細部はうろ覚えであったし、入れ替わる二人が生きている時間と空間も、なんとなく理解していた感…

心のせせらぎ、太宰治を通過して

お盆休みに入った。 今日は、休み明け、スムーズにスタートが切れるように、やり残したこと・やるべきことを仕上げて、帰った。 連休はいつも、連休初日から、遠くへ旅行に出掛けることが多いが、今回は未定で、やりたいことは多々あるので、ひとまず骨休め…

台風、世界の亀裂

1週間ほど、書いていませんでした。 いつもより帰りが遅くなることが続いたので、書く力がありませんでした。 今日は、台風のために仕事を早く切り上げることになったので、随分と早い時間に帰ることができました。 現代人の生涯は、どの人も違った人生を歩…