ojos de perro azul:青い犬の目

青が好き。時々刻々と興味・関心が移ろいで行きますが、あまり守備範囲は広くありません、

ディスカバーREIWAニッポン①山口市

まだ訪れたことのない山口市へ足を運んだ。 ホテルにレンタサイクルがあり、借りて気の向く方向へ自転車を走らせた。 亀山公園という大きな公園があり、走っていると山口県立美術館が見えた。 山口駅に降りて、あっと思ったのは、町が石鹸というか洗濯後のよ…

静かに打ち返す波のように

昨日、旅の最終日、まだ行っていないところで静かな場所と思い、山口県周南市徳山に宿泊した。以前の徳山市だ。 ホテルの目の前に瀬戸内海が横たわっていた。静かに打ち返す波の音が、桟橋にあたり、岸にあたっては、微かなざわめきとなって消えて行く。 遠…

蚊のいない夏、幽霊のいない夏

旅も二日経過し、旅行というよりは、日常生活を普段と違った場所で過ごしている感覚になって来た。 昨日は熊本市から博多に向かい、だけど、相当な暑さでもう動きたくないと思った。 一先ず、博多駅前を撮影して記録に残しておきます。 エスカレーターの利用…

くまモンを追って

熊本駅に到着。くまモンはどこにでもいる。 中国・九州は路面電車が走っているところが多い。 長崎市、鹿児島市、熊本市、広島市、岡山市など。 くまモンスクエアを見つけた。 くまモンは有名だけれど、子供向けキャラクターかな。 スクエアの中にある。楽し…

南洲翁の地へ

南洲翁こと、西郷隆盛の故郷、鹿児島市に来た。 山陽・九州新幹線は、大変な混雑ぶりであった。自由席しか購入できず、博多まで立っていた。帰省ラッシュであり、仕方のないことである。 桜島と市内を回った。 西郷・大久保・ザビエルの銅像があった。 最後…

生かされつつ生きている

西の方角に日が沈み、赤々と西陽が燃え咲き、我々は家路を急ぐ。1日の縛りを解かれて、強張っていた頬も笑顔に変わり、疲れのためか居眠りをする人もいる。 我々は生きているのか生かされているのか、自立しているのか自立していないのか。 足は速い方だった…

自然体という癒し

テレビを全く見ない私が、先日、たまたまネットで放映していたNHK番組『プロフェッショナル』を見た。 スガシカオの歌がエンディングで流れる番組だ。まだ続いているんだと思った。 その回は、北海道の書店店主の仕事の流儀だった。 この店主は1万円選書と言…

戦略と曖昧さの隙間を生きる

あと1週間ほどでGWに突入する。 また、どこかに行こうかと思う。大分、富士山、紀州、金沢、舞鶴、倉敷など、候補はいくつかある。旅行熱がまた復活してきたみたいだ。 父親に連れられて、子供の頃から映画をよく見にいった。 邦画・洋画問わず、多くの作品…

光と闇の未来(長崎探訪記3)

長崎、そこは教会の町、カトリックの町だった。 住民が全てカトリックというわけではない。おそらく、キリスト教徒はほんの少数だろう。 現在の日本は、非宗教的な国である。仏教があるといっても、信仰という名の元に宗教があるのではない。 しかし、イエズ…

旅は、忘却の遠い記憶を呼び覚ます(長崎探訪記2)

長崎の旅の途中で、どうした訳か、突然バックストリート・ボーイズ「shape of my heart」を口ずさんでいた。 帰宅してから、ふと、そう言えば、さだまさしって長崎出身だったなと思った。 シングルレコード「雨やどり」のB面は「絵はがき坂」である。 「絵は…

ロザリオとアトミックボム(長崎探訪記1)

新幹線、特急かもめを乗り継いで長崎市まで行ってきました。 長崎ちゃんぽん、坂の町、キリスト教、原爆。 今回の旅の動機は、長崎のこれらのキーワードには全く関係していませんでした。 九州のどこか。 小学生の時に一度家族旅行していましたが、長崎には…

一番大切なことは目に見えない

前に行った尾道の写真です。 近頃は遠出もしなくなってきた。行きたくないわけではないけれど、旅行熱が下火である。 私は山よりも海の方が好きである。山も見るのは好きだけれど、登ろうとは思わない。 まあ、海も見るだけで泳いだりしないけれど。 旅行よ…

写真の世界、現実と瓜二つなもう一つの世界

写真は、現実を写し取っていると見られている。 しかし、カメラの操作で、写真は現実よりも明るくなったり、色が青くなったりする。 つまり、カメラがもう一つの現実を構成する。 さらに、カメラを操作する人の嗜好や見方によって、現実はいかようにも写真の…

夕暮れ時、遠くの山の端に日が沈んで行く

また、金沢へ行こうかと思って、地図を見ていたら、福井市が目に入った。 もうだいぶん前に、友人の結婚式に福井市まで出掛けたことがあった。 その時は、なぜか小松市の空港で降りて電車で福井市へ向かった。小松市は福井市から結構あるけれど、おそらく東…

夏の終わり、東山給水塔を探して

名古屋に、それほど知られていなくとも、変わった建物はないかなと調べていたところ、偶然、東山給水塔を発見した。 レトロな風貌が目を引いた。 しかし、行ってみたら、ご覧のように閉まっていた。 でも、高い建物なので、少し歩けばその頭が目に入った。 …

博多、下関、岡山へ 日帰りの旅もいいものだ

朝起きて、よし九州に行こうと思って、行ってきた。 日帰りである。 関西から東京に行くのと同じ感覚で西に行けば、3時間で博多に到着する。 電車の中では結構、寝ていた。だから、博多に着いて新幹線から出ると、京都とあまり変わらないホームの風景で、本…

バベルの塔、ブリューゲルの壮大な遺産

東京・上野で、ブリューゲル『バベルの塔』展が開催されている。 壮大な構図、圧倒的な迫力で、見るものの息を止まらせる。 大阪にも来るらしい。行ってみようと思う。 babel2017.jp ブリューゲルは16世紀中葉のオランダを生きた画家だ。 農民画家と呼ばれた…

直島、今治、松山、その写真記録

直島の港近くに展示されているオブジェ3つ。 茫漠とした空間と時間。 次の高松行きまで3時間ほどある。 島全体を見ることもできたが、港近くでウロウロ。 待合場所で、本を読んだり、ゲームをしたり、ウトウトしたり。 島の時間は、東南アジアやラテンアメ…

呉、軍港の面影、蠢く港町

広島県呉市を訪れた。 予想を裏切った街だった。 呉のことは、ほとんど知識がなかった。 昔、Mr.オクレというお笑いタレントがいたけれど、呉という響きからこのタレントを想像してしまい、なよなよした、あんまりパッとしないイメージがあった。 一方で、KU…

列車のシートに凭れながら

岡山から宇野へ向かい、フェリーで直島に渡った。 写真は直島の港。 そのあと、フェリーで高松に渡り、JRで今治に。 昨夜は今治に泊まった。 仕事で疲れていたせいか、移動時間はほとんど寝ていた。花粉症か風邪か分からないが収まらず、薬を飲んだため余計…

遠い国、遠い過去

月を見かけると、ここが地球という星であることが思い出される。 太平洋に行って、海岸沿いに立ち、遠くまで果てしなく続く水のざわめきを感じ取ると、この国が島国であることが思い出される。 普段は、星や島といった孤立した場所に自分たちがいることを、…

金沢移動祝祭日

昨日は一日、石川県金沢市に行っていました。 京都駅から雷鳥ことサンダーバード4号に乗車。 サンダーバードは、全12車両ほどの車両のうち、真ん中4、5、6車両が自由車両、そしてまた2車両ほど飛んで自由車両といった、どこからどこまでが自由車両なのか分か…

地方都市への旅

関西に引っ越してから、岡山市・尾道市にはそれぞれ3、4回くらい行った。 どちらの街も好きだけれど、ここにずっと住むとなれば、おそらく取り残された気分になると思う。 岡山市は発展しているようで停滞していて、中心部の商店街を歩いていると、悲しく…

友ヶ島計画

今週末、今日から泊まりで、友ヶ島に行こうかなと思っていた。 海と島に触れたいのと、写真を撮りたいという理由からだ。 だけど、12月からフェリーの時間の変更もあって、泊まりで行っても土曜丸一日潰れてしまうから、週末休めるのは日曜日だけになってし…

京のはずれにひっそりと佇む、化野念佛寺

そうだ、京都に行こう

京都は古い町である。 古より都が置かれ、数々の歴史的な出来事の舞台となり、この町なかで多くの人々が死んでいった。 そうした過去の痕跡が京都には数多く点在している。 勿論、応仁の乱でそれ以前の多くの歴史的な建造物が焼失してしまったけれど、注意深…

長浜、ただの地方都市ではない

長浜市に行ってきた。 予想を裏切って、最近訪れた地方都市の中では、ダントツで栄えていた。 長浜城、琵琶湖、海洋堂ミュージアム、黒壁ガラス館を回った。 長浜城の実物は残存していないが、天守閣の復元がある。 長浜の琵琶湖は、大津の琵琶湖とも近江舞…

岡山、倉敷、松江覚書

私は計画的に旅行するのではなく、急に行きたいと思って旅行するので、いつも宿が取れるか取れないかギリギリである。今回も急に行こうと思ってネットで調べたが、行きたい日は空室がなく、残念ながら少し日をずらした。 岡山は4回目くらいだから、今回は駅…

松江市

昨日は松江に行った。 倉敷から松江まで2時間半。特急やくもに乗って。 夕方4時頃、大橋川から宍道湖を望む。 松江市は典型的な地方都市である。商店はまばらで、駅の改札も未だに自動化されておらず、初めて訪れたらどこで昼ご飯を食べたらいいのか迷って…

岡山、倉敷

今日は岡山と倉敷を回った。 岡山駅前の噴水 倉敷駅前の時計 倉敷美観地区